養老町の歴史文化資源の発見・普及を目指して設立した当ホームページは、「私たちが暮らす養老町への関心を喚起すること」を目的に運営しています。

養老町の歴史文化資源

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田代神社御鍬祭り。

2012.08.22

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一昨日の月曜日の夕方、養老町高田の田代神社で御鍬祭り(おくわまつり)が行われました。

地元の方によると、お伊勢さんの農業信仰に由来があり、江戸時代から続く祭りなんだそうです。

 

お祭りでは、下高田や島田、東洋町、協進町といった地区が、それぞれ大きな太鼓を打ち鳴らしながら神社前に集合し、順に境内へ入っていきます。

下高田南が先頭みたいですね。

 

また、太鼓をたたくリズムも決まっていて、この音をきいて、お祭りが今日だったことを思い出す人もいるそうです。

 

境内には、平日にも関わらず大勢の皆さんがお参りされていて、たくさんの提灯が、とてもきれいでした。

 

今度は、秋分の日あたりに、例祭も行われるので、興味がある人はぜひ田代神社にお参りに行ってみてください。

金草川のファブリダム。

2012.08.21

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養老町の金草川には、ゴム風船で川の水をせき止める、少し変わったダムがあります。

 

ファブリダムと呼ばれていて、養老町口ケ島の灌漑に使用されているのですが、どうもファブリダムというのは住友電気工業さんの登録商標で、一般的にはゴム引布製起伏堰(ごむひきぬのせいきふくぜき)というみたいですね。

 

上の画像が、そのファブリダムの風船が膨らみ、川の水をせき止めている様子を撮影したものになります。

 

私は、これまでゴム風船が膨らんでいる様子を見たことはなく、風船でどうやって川の水をせき止めるのか不思議に思っていたのですが・・

百聞は一見にしかずという感じで、納得の風景でした。

平成24年度、広幡地区盆踊り大会。

2012.08.20

h24hirohatabonodori.JPG

 

8月14日(火)午後7時から、広幡公民館前で、広幡地区の盆踊り大会が行われました。

 

少し、天気が心配でしたが、なんとか雨も上がりましたね。

幼児から大人まで約600名の方にご参加いただき、バザーのジュースやビールが飛ぶように売れていました。

 

そんな広幡の盆踊りですが、いつも決まった7曲を踊っていて、その中に「広幡音頭」という地元になじみの曲があります。

この曲は、昭和25年に、大垣市上石津町時出身の江口夜詩(よし)先生に作詞作曲してもらったもので、広幡の盆踊りでは、今でもオルガン伴奏に地元の方が生歌を吹き込んだものを使っています。

そのため、この曲が流れると、会場が一気に50年くらい遡ったような雰囲気に変わります。

 

雑音もここではありですよね。

 

ちなみに、この広幡地区は、「広幡音頭」の他に「広幡村民歌」でも江口夜詩先生にお世話になっていて、広幡の歌といえば江口先生といった感じです。

 

ただ、実は、私は村民でありながら、この「広幡村民歌」の方は聞いたことがありません。

歌詞は「ふるさと広幡」という本に掲載されて知っているのですが・・

 

誰か歌える人、いないですかね。

橋爪の馬頭観音と六地蔵。

2012.08.17

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一昨日の夕方、橋爪区の馬頭観音供養と、六地蔵の地蔵盆におじゃましてきました。

毎年、お盆の8月15日の夕方5時から行っているそうで、今年は20名ほどが参加されていました。

 

橋爪の馬頭観音さまは、地元では「牛馬頭観音」と呼ばれているそうで、元は養老サービスエリアができた場所にあった農耕牛の爪切り場のそばにあり、牛の爪は、この観音さまにお参りしてから切っていたそうです。

その周囲には、桑畑の石を集めるところもあったみたいですね。

 

一方、六地蔵さまは、その位置を変えておらず、橋爪で亡くなった人を見送りつづけてきたそうです。

 

私は役場に入ってまだ半年で、昨年まではお盆を実家で過ごす生活を送っていたので、この馬頭観音供養と六地蔵の地蔵盆に参加して、ようやくお盆を実感できました。

平成24年度立川勇次郎氏顕彰祭。

2012.08.16

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今日、養老駅の側の顕彰碑前で、立川勇次郎氏の顕彰祭が行われました。

 

立川勇次郎氏は、養老鉄道を創設された方で、顕彰祭には、立川氏のご遺族をはじめ、沿線市町関係者など、約100名の方に、ご参列いただくことができました。


ありがとうございます。

 

ちなみに、この立川勇次郎氏の顕彰祭、今年で46回目を迎えたのですが、これまで記憶にあるかぎり、一度も雨に降られたことがないそうです。

雨天時の対応が、あまりはっきり決まっていないのも、このためみたいですね。

 

ひょっとしたら、立川さんは晴れ男だったんでしょうか・・

田中道麿翁生誕地碑の移設。

2012.08.15

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田中道麿翁顕彰会では、養老町飯ノ木にある田中道麿翁生誕地碑の傾き修正に伴い、これまで民地の奥にあった生誕地碑を現地点より10mほど西に移動することにしました。

 

場所はほとんど変わりませんが、これで町道のすぐ側の位置になるので、今までよりも少しだけ現地を訪れやすくなると思います。

少なくとも、近所の方に不審に思われるのではないかという心配はいらなくなりそうですね。

 

この工事は今月中には終了する予定ですので、まだこの場所を訪れたことのない方は、ぜひ一度行ってみてください。

服部担風先生雑記(上・下)。

2012.08.14

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先日、養老町教育委員会に「服部担風先生雑記(上・下)」をご寄贈いただきました。

 

これは、養老町室原出身の漢学者である冨長覚夢(蝶如)先生が、その師である服部担風先生について、名古屋ジャーナルという新聞に書き続けたものを、覚夢先生のご子息である覚梁先生が冊子にまとめて刊行されたものです。

 

ちなみに、服部担風(はっとりたんぷう)先生は、愛知県弥富市出身の漢学者です。

 

中には、蝶如(ちょうにょ)先生の、担風先生への敬慕の念や、先生との思い出が忌憚なく記されていて、担風先生の魅力だけでなく、著者である蝶如先生の人柄にまで触れることができました。

 

特に、担風先生が弟子が誤りを押し通そうとする態度に出たときに静かに言った言葉は、とても印象的でした。

「わしは、この詩のために、少年のときから、すでに四、五十年、一途にこの道を修めてきた。その間、一日といえども、詩から離れたことはない。他のことは知らぬ。詩のことにかけては、わしの言うことは、まずまちがっておらぬと思う。いまこの文字を、あんたは、かれこれと言われるが、この文字は、その意味も声韻も、それではまちがっている。正しくない。これは、わしの我見から出ることばではない。詩の道から、これを正そうとして、言うところのことばなのだ。」

 

この冊子は、養老町図書館で管理しています。

ぜひ、一度手に取ってみてください。

平成24年度薩摩義士夏季慰霊法要。

2012.08.13

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今日、養老町薩摩義士顕彰会主催による薩摩義士夏季慰霊法要が行われました。

 

天候不良により、会場を養老町根古地の天照寺に変更しての開催でしたが、約120名の方にお参りいただきました。

 

ありがとうございます。

 

夏の慰霊法要は、これまで天気に恵まれることが多く、天照寺での開催は久しぶりでしたが、義士の遺骨を納めてあった甕など、関係資料をみることができた上でのお参りになったので、子ども達が薩摩義士の功績を学ぶには、よい環境だったように思います。

 

雨も悪いことばかりではありませんね。

5つ目の狛犬。

2012.08.10

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今週の水曜日、聞き取り調査に伺った飯田八幡神社で、口の中にコロコロと動く玉が入っている狛犬を、新たに見つけました。 

これで養老町では、5つ目の発見になります。

 

今年の5月に、久々美雄彦神社で2つ目を見つけてから、なんだか狛犬の口の中が気になるようになり、最近では神社に伺うと必ず確認しています。

このままの勢いで、まだまだ発見数を伸ばしていきたいと思います。

多藝(たぎ)という名字。

2012.08.09

tagimasao.JPG昨日の午後、飯田八幡神社で聞き取り調査をお願いすることができました。

本殿の改修工事など、お忙しい中でのご協力、本当にありがとうございます。

 

飯田八幡神社の元位置が現在よりも西にあることや、飯田にむかし曳山があり、それに係る九尺道路を「やま道」と呼んでいたことなど、たくさんのことを教えていただくことができました。

 

中でも、水害で牧田川に架かっていた橋が流され、服を脱いで川を渡り高田中学校に通ったというお話や、土葬が多かった頃は人魂を見ることが多く、追いかけてくる人魂を火を点けて追い払ったというお話はとても印象に残りました。

タバコを吸うようになったきっかけが、人魂を追い払うためだったなんて、今では考えられませんよね・・

 

それと、あともう一つ、ちょっと気になったのが、明治7年(1874)の棟札に記載されている、御井神社の神職の方の名字が「多藝(たぎ)」であったこと。 

タギゾウくんの多藝ですが、今の養老町に、もうこの名字は残っていませんね。

郷土料理のレシピ保存2。

2012.08.08

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今日は、姿を消しつつある郷土料理の記録作成の第2弾として、「どんがね酢」という10㎝以下の鮒(ふな)の身を5mm程の輪切りにし、洗って酢につけ辛子酢味噌で食べる料理を作りました。

 

ただ、夏場の鮒は匂いがきつくて使用できないため、今回は鮎での調理になりました。

本来は、冬場の小鮒を保存食として加工しておくための料理なので、鮎を使うのはちょっと贅沢だったかもしれませんね。

 

とはいえ、鮒では2日間以上酢に漬けておく必要があるのに対し、鮎は5分ほどで済むので、その点では現実的な選択だったと思います。

 

私は「肉めし」につづき、この「どんがね酢」も初めてでしたが、赤味噌でつくった辛子味噌と、酢付けされた鮎の切り身の相性がよく、とてもおいしくいただくことができました。

口ケ島の水遊び場。

2012.08.07

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小学校にプールがまだない昭和40年頃、養老町口ケ島の子ども達は、口ケ島灯明のそばを流れる小川で水遊びをしていました。

 

それ以前の、口ケ島の子ども達の水遊び場は金草川だったみたいですが、夏休みが近くなると、親たちが、小川の一角をせき止め、川底をさらって、水遊びをするための場所を作ってくれるようになったそうです。

そばには、休憩所もあったみたいですね。

 

上の写真がその水遊び場を撮影したものです。

 

ずいぶん狭いような気もしますが、当時の子ども達によると「私たちはここで泳いでいた」そうです。 

子ども達にとっては立派なプールだったということなんでしょうね。

室原文楽の土用干し。

2012.08.06

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昨日の日曜日、養老町にある室原文楽保存会の土用干しにおじゃましてきました。

 

土用干しというのは、室原文楽に使う人形の頭や衣装など、道具のすべてを陰干しすることで、虫食いや湿気によるカビなどを防ぐために行われています。

一年に一度、このくらいの時期に実施しているそうです。

 

私も、良い機会だったのでお手伝いさせていただいたのですが、人形の頭の包みを開くと、中にはモワっとした熱気がこもっていて、包みもなんだか少し湿っているように感じました。

やはり、道具には土用干しが必要ですね。

 

15名で30分ほどかかって、すべてを出し終えると、ものすごい数の道具が部屋に並びました。

こんなにたくさんあったんですね。

 

はじめてみるものが多く、また保存会の方々とゆっくりお話しする時間もあって、とても楽しい1日でした。

 

なお、少し先の話になりますが、11月3日(土)文化の日に、中津川市「常盤座(ときわざ)」で行われる「岐阜県文楽・能大会なかつ川2012」にて、室原文楽が上演されます。

養老町からは少し遠いですが、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

山口先生からのプレゼント。

2012.08.03

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今から43年前の昭和44年(1969)、養老小学校の屋内体育館完成にあわせて、養老町高田出身の作曲家、山口俊郎先生から、養老小学校の児童達にピアノがプレゼントされました。

 

上の写真が、その時の様子を撮影したものになります。

先日、聞き取り調査にお邪魔したお宅で見せていただいたのですが、子ども達は喜んだでしょうね。

 

手づくりの「ピアノ贈呈式 山口先生ありがとう」も、素敵です。

 

あともうひとつ、山口先生がとてもお若く見えることも印象に残りました。

このときすでに68歳くらいのはずですが、ぜんぜんそんなふうには見えませんよね。

 

来週の8月7日(火)には、そんな山口俊郎先生のお盆供養が行われます。

少し天気が心配ですが、私ははじめての参加なので、しっかり心を込めてお参りしてきたいと思います。

県指定文化財「古瀬戸瓶子」の出土状況。

2012.08.02

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養老町には「古瀬戸灰釉瓶子(こせとかいゆうへいし)」という、養老山地で偶然発見された岐阜県指定文化財があり、先日、養老町郷土資料館の収蔵庫で、この古瀬戸瓶子の出土状況を撮影した写真を見つけることができました。

 

この古瀬戸瓶子の発見経緯は、「昭和48年(1973)3月13日に養老町竜泉寺の了福寺に出入りしていた方が養老山頂へ登る途中、伐採され朽ちた杉の根に抱え込まれた古瀬戸瓶子を発見した」というもので、発見時には中に人骨が入っており、これを他器に移して懇ろに供養したことが記録に残っています。

 

ただ、これまで、その写真は見当たらなかったので、見つけたときは驚きました。 

元の場所に戻しての撮影だとは思いますが、こんな出土状況だったんでしょうね。

 

ちなみに、出土した場所は、記録では行平谷の山道の側となっていますが、たぶん勢至北谷の間違いだと思います。

そして、この古瀬戸の所属時期がだいたい13世紀後半から14世紀初め頃で、周囲に石塔物が確認できていることから、おそらく中世山岳寺院である勢至寺の墓域の位置を示すものでしょうね。

 

ただ、この勢至寺の範囲には、もう一つ墓域らしい場所が確認できています・・

なぜ一つのお寺に複数のお墓があるのか、もう少し地道に情報収集していきたいと思います。

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煮豆。

2012.08.01

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先週、肉めしの記録作成をしているときの世間話で、うちでは必ず台風が来ると煮豆をつくるというお話しをきくことができました。

 

台風が来ると買い物に行けなくなるから、日持ちするものを作るということだそうです。

 

ただ、他の人にも尋ねてみたところ、必ずしもこれと決まっているわけではなさそうでした。

パンや缶詰など、手間がかからなければ、なんでもありという家が多かったですね。

 

ただ、養老町は、これまでもずっと水害と向き合い、これからも気を緩めることはできないところ。

とにかく、台風が来れば準備するという姿勢が、とても頼もしく思えました。

平成24年度の養老町夏祭りの一覧。

2012.07.31

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養老町教育委員会で収集した、養老町の夏祭りの情報を下記にまとめてみました。

すでに終了してしまったところは省いてありますが、まだまだたくさん計画されていますので、ぜひ今年の夏は最寄りの夏祭りに参加してみてください。

 

●高田地区/高田夏祭り/8月3日(金)午後3時~/高田商店街/少雨決行

●養老地区/養老地区喜勢夏まつり/8月5日(日)午前10時30分~/野村典生さん宅東空地/少雨決行

●養老地区/養老地区柏尾夏まつり/8月15日(水)午後2時30分~/存徳寺/雨天決行

●養老地区/養老地区五日市ふれあい夏まつり/8月19日(日)午後7時~/五日市八幡神社 /少雨決行 

●広幡地区/広幡地区盆踊り/大会8月14日(火)午後7時~/広幡公民館駐車場/広幡公民館大集会室

●上多度地区/上多度地区盆踊り大会/8月5日(日)午後5時~/上多度小学校グラウンド/中止

●池辺地区/池辺地区盆おどり大会/8月12日(日)午後7時30分~/池辺小学校グラウンド/雨天 池辺小学校体育館

●笠郷地区/笠郷地区盆おどり/8月16日(木)午後7時30分~/笠郷小学校グラウンド/雨天 笠郷小学校体育館

●小畑地区/小畑地区飯田夏まつり/8月4日(土)午後4時~/飯田八幡神社/雨天決行

●小畑地区/小畑地区大坪夏まつり/8月11日(土)午後3時~/大坪集会所/雨天決行

●小畑地区/小畑地区蛇持夏まつり/8月11日(土)午後5時~/蛇持福祉会館広場/雨天決行

●小畑地区/小畑地区江月納涼まつり/8月12日(日)午後6時~/江月八幡神社/19日に延期

●多芸東部地区/多芸東部地区夏まつり/8月4日(土)午後4時~/多芸公民館/雨天決行

●多芸西部地区/多芸西部地区夏まつり/8月12日(日)午後5時~福祉センター/少雨決行(雨天19日に延期)

●日吉地区/日吉地区ふれあい夏まつり/8月4日(土)午後7時~/日吉小学校グラウンド/5日に延期

●室原地区/室原地区ふるさと夏まつり/8月11日(土)午後6時~/室原ふれあい広場/12日に延期

大跡六社神社の狛犬。

2012.07.30

ooatokomainu.JPG

 

一昔前、養老町大跡の六社神社には、夏になると、ひときわ子ども達に愛される狛犬がいました。

 

というのも、小学校にプールがなかった昭和40年代頃、大跡の子ども達は夏休みになると、神社の境内隅に作られたコンクート製の防火水槽で遊んでいたからです。

 

この辺りの防火水槽は、井戸水(湧き水)を利用していて、夏でも水温は15度くらいでした。そのため、すぐに体が冷えてしまい、泳いでいられなくなります。

すると、子ども達は、すぐそばの太陽で温められた狛犬に抱きついて体を温め、また水遊びをしたそうです。

 

とても楽しい遊びだったでしょうね。

 

しかし、現在は防火水槽には立ち入れません。

安全面を考慮してのことですが、狛犬だけはちょっとさみしく思っているかもしれませんね・・

迷路大会のお知らせ。

2012.07.27

himawarimeiroH24.JPG

 

今年も、養老町中央公民館の北側、養老町石畑の田んぼの一角にヒマワリの迷路が作られていて、明日7月28日(土)には、午前7時30分から午前9時まで、「迷路大会」が開催されます。

 

これは、遊休地に花などを植えて農用地の荒廃を防ぐための取り組みで、ヒマワリの迷路は今回で4回目を迎えるそうです。

 

参加者に制限はなく、全員に綿菓子が振る舞われるそうなので、ぜひ挑戦してみてください。

 

なお、このヒマワリの迷路の情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」にも登録してあります。

分類はイベントになります。 

場所がよく分からない方は、こちらをご活用ください。

大巻の水質観測所近くにあるお地蔵さま。

2012.07.26

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養老町大巻の水質観測所の南東に、個人で管理されている地蔵堂があります。

もとは堤防の上にありましたが、牧田川の堤防整備に伴って現在の水質観測所南東に移されました。

 

この地蔵堂は、明治時代頃、男の子が生まれず代々養子の家系だった所有者のご先祖が、男の子が生まれることを祈願して建てたもので、願いが通じたのか、最近では、男の子ばかりが生まれるようになったそうです。

 

そして、あともう一つ気になるのが、この地蔵堂の横に、体が半分埋まってしまっているだるまさん。

このだるまさんも、お地蔵さまと同じ願いを込めて建てられたそうなのですが、誤って、移転作業の時に、体の下半分がコンクリートに埋められてしまいました。

 

下半身をがっちり固められてしまっただるまさんを眺めていると、なんだか、物言いたげですよね。

 

この水質観測所の南東のお地蔵さんについては、「タギゾウくんの養老ノート」にも情報登録してあります。

同じ願いをお持ちの方がおられましたら、ぜひお参りに行ってみて下さい。

 

 

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