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象鼻山山頂部のもみじ。
2010.11.12
11月も半ばに入り、象鼻山山頂もやや寒くなってきました。
この象鼻山の山頂部、春は桜がきれいですが、秋の紅葉もおすすめです。
写真は山頂部にあるもみじの一つ。全体の3分に1程度が紅くなってきています。
現在進めている象鼻山20・36号墳の現地説明会が、ちょうど紅葉が見頃になる11月27日(土)の予定ですので、これにあわせてぜひ象鼻山の紅葉も楽しんでいただければと思っています。
今日、発掘調査の休憩所に灯油ストーブがやってきました。
まだそこまでの寒さでもないのですが、雰囲気も温まるような気がして、とりあえず点けちゃっています。
朝虹。
2010.11.01
養老町では、これくらいの時期から朝に虹をみる機会が多くなります。
時雨が多くなることと、太陽の高度が下がるためですよね。
この朝虹、普段はきれいだなぁと思うのですが、外へ出かける予定があるときは別です。
それは、養老町では「朝虹をみると一日天気が悪い」といわれているからです。
今朝、養老町には虹が架かり、象鼻山の発掘調査は中止になってしまいました・・
ただ、今日は夕方にも虹が架かっていました。
こちらは、次の日の天気がよいことを示すといわれているので、明日は晴れてくれるような気がします。
栗名月(十三夜の月)
2010.10.19
栗名月(くりめいげつ)は、旧暦の9月13日に眺める月のことです。このため十三夜の月とも呼ばれます。
明日が「十三夜の月」ですが、我が家では、少し早めにすすきと栗を飾りました。先月の中秋の名月では、すすきを探すのに苦労しましたが、今回は散歩がてら簡単に取ることができました。
9月の十五夜はすっきりしない天気でしたので、明日の夜は晴れてほしいです。
すすきを探す途中でトノサマバッタに遭遇しました。カメラを近づけても逃げませんでした。何だか危険をおかしても、子孫を残すことを選んだように私には見えました。
コスモス(秋桜)の花
2010.10.05
養老町宇田(北野地内)の田んぼに咲いているコスモスの花が見頃で、地域住民や道行く人の目を楽しませています。
夏に紹介した「ひまわりの畑」と同じ、平成19年度から始まった「農地・水・環境保全向上対策事業」の取り組みの一つで、遊休農地の荒廃を防ぐために景観植物を植えています。
秋の代表的な花のコスモスは、日本の風景にとけこんでいますが、原産地はメキシコです。また、見た目の弱々しさとは違い、台風などで倒されても茎の途中から根を出し、再び立ち上がります。
明日は、近くの幼稚園や保育園の園児がコスモスの花を見学に来るそうです。
爽やかな秋空の下、子どものにぎやかな声が聞かれることでしょう。
お月見
2010.09.24
旧暦の8月15日にあたる夜に眺める月を「中秋の名月」といい、毎年楽しみにしています。今年は9月22日でした。
窓辺にススキを飾り、里芋をお供えしていますので、芋名月とも呼んでいます。
夕方から雷が鳴り出し激しい雨も降り、半ば諦めていましたが、9時頃空を見上げると、頭上にくっきりと円い月を見ることができました。
中秋の名月は必ずしも満月とは限らないようで、その年によって月の形は違うそうです。今年は翌日の23日が満月でした。
また、旧暦の9月13日にあたる夜に眺める月を「十三夜の月」といいます。その時には栗をお供えしますので、栗名月と呼んでいます。今年は10月20日です。
6月15日から始めました「家族の絆 愛の詩」の募集は、9月15日をもって終了いたしました。
一般の部および小中学生の部には、それぞれ昨年を上回る多数の心温まる作品が寄せられました。事務局一同、とても感謝しております。
10月中旬に審査が行われ、11月初めに町ホームページ等にて審査結果を発表いたしますので、ご期待ください。
行合の空
2010.09.13
最近眺める空には、積雲と絹雲が混在しています。
低い位置に見られる積雲には残暑を、高い位置にみられる絹雲には秋の訪れを感じます。
夏から秋に季節が移るときの空を「行合(ゆきあい)の空」と言うそうです。
養老町大場からの眺めには、まさに季節が変わっていく気配がします。
高く澄みわたっている空の、清々しい爽やかな空気が待ち遠しいです。
6月15日から募集を始めた「家族の絆 愛の詩」ですが、全国から心温まる作品がよせられています。締め切りは9月15日で、まだ間に合いますからご応募ください。
応募はこちらから。
稲刈り
2010.09.07
9月に入り、厳しい暑さは続いていますが、季節は秋です。
養老町岩道の田んぼでは稲刈りが始まっています。
この品種は「コシヒカリ」で、4月の下旬に田植えされました。
全国では知名度No.1ですが、養老町での作付け面積は1割ほどだそうです。
他の品種「あさひのゆめ」は9月の下旬に、作付け面積5割を占める「ハツシモ」は10月上旬から稲刈りされるそうです。
雲一つない青空が広がり、切株の間では、白サギの群れが餌をついばんでいました。
河間(ガマ)
2010.09.02
養老町には、水が一年中湧いているところがたくさんあります。
そうした湧水点を、地元では「河間(ガマ)」と呼んでいます。
津屋川沿いの鷲巣から一色にかけても十数ヶ所あります。中には、石を組んで囲い、洗濯場として使われていた場所もありました。また、子どもが夏に水遊びをしていた場所もありました。
今でも、きれいな水が湧き出る河間にはハリヨが住んでいます。ハリヨを保護する掲示板が設置されており、地域の自然が大切に守られています。
押越のひまわり畑
2010.08.18
養老町押越(おしこし)の田んぼに、ひまわりが咲いています。
これは、平成19年度からはじまった「農地・水・環境保全向上対策事業」での取り組みの一つで、遊休農地にひまわりなどを植えて、農用地の荒廃を防ぐためのものです。
残暑の中、いつまで咲いていてくれるかな・・・
西岩道の土堤跡
2010.08.02
金草川は牧田川の支流で、栗笠の付近で合流しており、かつて濃州三湊と高田町とを結ぶ舟路として利用されていました。
九里半街道沿いに岩道・西岩道・口ヶ島・下高田の四箇所に土場があり、荷物の揚げ降ろしが行われ、三湊が衰亡した後も利用されていました。
大正の初め頃、西岩道の土場から立派なお嫁入り道具が陸揚げされたそうです。
この写真は、広幡橋の南詰の東方、堤防が大きくカーブした辺りです。
堤内の法面一面にくり石と呼ばれる10~15cmほどの石が敷き詰められています。
先人の涙ぐましい水防の努力の跡がみられます。
九里半街道の詳細が知りたい方は、電子書庫の「養老町の古道」をご覧ください。
象鼻山山頂部の風景。
2010.07.23
いよいよ来週から、象鼻山12・14号墳の発掘調査が始まります。
これに先駆け、今月18日には地元である象鼻山整備促進協議会に山頂部の草刈りをお願いできました。
そのため、現在の山頂部は、この酷暑にもかかわらず、とても居心地の良い空気が流れています。
この景観にふれると、地元の皆さんがこの山をいかに大事にしてきたかや、素晴らしい遺跡が残されていることに改めて気づくことができます。
これからの調査で、どんな成果が得られるかわかりませんが、この山を大事にしてきた地元に敬意を払い、丁寧に発掘を進めていきたいです。
作業員のみなさん、よろしくお願いします。
黒い堤防
2010.07.15
養老町では、一級河川堤防に草刈りや美化運動を地元にお願いしている所があります。
堤防に草が生い茂っていると、わずかな崩れを見逃したり、ゴミの不法投棄の助長となります。
草刈りは出水期となるこの時期に、水害を未然に防ぐための、大事な作業なのですね。
また、草刈り後には枯れ草火災予防のために、消防署に届けを出して草焼きするところもあります。
この時期、堤防の黒い箇所を見かけるのは、こんな理由があったからなんですね。
秣(まぐさ)の滝。
2010.07.12
養老町といえば、養老の滝が有名ですが、他にも秣(まぐさ)の滝とよばれる滝があります。
落差は34mあり、地元にはこちらの滝の方が好きだという人もいるくらいです。
元正天皇や聖武天皇が行幸した折、この滝で水をくみ、馬の草を採取したと伝えられていることが、名前の由来となっています。
ただ、この滝は柏尾谷の奥、標高340mの地点にあり、なかなか簡単にはたどり着けません。
しかし、一度、機会を捉えて登ってみたことがありました。
養老町柏尾地内にある秣の滝が、中世の山岳寺院である柏尾寺の寺域に含まれていたのではないかと考えていたためです。
実際に自分の目で見た滝は、話に聞いていたよりもずっと素晴らしいものでした。
中世寺院と直接つながる手がかりは得られませんでしたが、滝修行にちょうど良さそうな滝壺も確認しました。
この目でみた感じでは、これを柏尾寺の僧達が利用しなかったはずはないと思いましたが・・
不明な点も多く、実態の解明はまだ先になりそうです。
初夏の収穫。
2010.06.01
今日から6月。
養老町でも、小麦の穂が黄金色になり、収穫の時期が近づいてきました。
写真は、養老新橋の南から撮影した麦畑。
来週くらいから、収穫されるようなので、もう少しこの風景を楽しめそうです。
そして、小麦の収穫が終わるとやってくるのが雨の季節。
この快適な時期もあとわずかですね・・
象鼻山の麓に残る多良街道。
2010.05.31
象鼻山の麓、古墳群の入り口から道をはさんだ反対側に、多良街道(たらかいどう)が残っています。
多良街道は、大垣市上石津町多良と大垣市久瀬川を結ぶ古道であり、養老町を経由していました。
しかし、いつ頃から利用されていたのかは、あまり明らかになっていません・・
ただ、江戸時代の上石津町多良が、木曽三川流域の治水に大きな役割を果たした高木家の本拠地であり、同じ時代の大垣に戸田候の城下町が繁栄したことから、近世には多くの利用があったことは間違いなさそうです。
経由地の一つに養老町室原があることから、室原文楽が呑助連に興行にいった道もこれなんでしょうね。
多良街道の詳細が知りたい方は、電子書庫の「養老町の古道」をご覧ください。
パノラマで見る濃尾平野
2010.05.27
養老山地からは広大な濃尾平野を一望でき、天気や季節、時間によっていろんな景色を楽しむことができます。
上の写真は竜泉寺の東海自然歩道入口から撮影したもの。晴れの日には名古屋のビル群まで眺めることができるのですが、この日は曇り。それでも、濃尾平野の遠くまで広がる雲の波が印象的でした。
五月晴れの養老山地を望む。
2010.05.18
5月に入り天候が不安定でしたが、数日前から爽やかな晴天に恵まれています。
養老町有尾の交差点から眺めた山の新緑はまぶしく、風は爽やかです。
養老町は総面積の30%が水田。田起こしが終わった田んぼには、もうすぐ水がはられ、田植えの準備が始まります。風にゆれる水田の波紋を眺めるのが、今から楽しみです。