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象鼻山に住む生き物2
2010.08.06
象鼻山では、1日の発掘調査を終えると、掘っている場所にブルーシートを掛けておきます。
雨などで、調査地点が傷まないようにするのが主な目的です。
このブルーシートの中は空気が籠もりやすいのですが、それが虫たちには良いようです。
そのため、朝、発掘調査を始める前にブルーシートを外すと、いろいろな虫に出会えます。
昨日の朝は、ノコギリクワガタのメスが隠れていました。
カブトムシも時々いて、作業員さんの孫のために下山することがあります。
象鼻山に住む生き物。
2010.08.05
今週もひきつづき象鼻山古墳群の発掘調査を進めています。
今日は、午前中の天気が定まらず、雨に濡れながらの調査でしたが、雨上がりの直後に写真のヒキガエルに出会うことができました。
ヒキガエルのさわり心地は、意外にも気持ちよく、人肌に触れているようでした。ヌルヌル感やヒンヤリ感はなかったです。
体調は15cmくらいありました。
象鼻山は蚊が多いので、もっともっと捕食して大きくなってもらいたいです。
もみじの木
2010.07.26
広幡公民館の前に、もみじの木があります。
かつて、この場所は広幡小学校の校庭で、集会室のすぐ傍だったそうです。
子ども達の成長を見守り続けたもみじの木は、
昭和49年に学校が移転しても、この場所に残りました。
平成元年に公民館が建てられると、再び、この木の周りに人々が集まるようになりました。
毎年、この場所で8月14日に広幡地区の盆踊り大会が行われます。
かつて、この木を見て学び遊んだ子ども達が帰ってきます。
ナスの花
2010.07.21
梅雨明けして一気に夏になり、青空が広がり、連日最高気温が30度を超えています。
夏野菜も旬を迎え、トマトにキュウリ、ナスが採れる季節になりました。
身体を冷やす効果があるといわれる夏野菜。
中でもナスは95%が水分で、冷却作用が強いそうです。
また、ナスの花は結実する割合が高いことから、
「親の意見と茄子の花は千に一つのむだがない」と故事があります。
青紫の可愛い茄子の花を見ると、母に言われたことを思い出します。
夏野菜を使った料理で、夏を元気に過ごしたいですね。
蓮の花
2010.07.20
池辺地区の道路沿いで、蓮の花を見かけました。
直径25cmほどのピンクの花がとても可愛く目を惹きます。
サクサクした歯ごたえの蓮根(地下茎)。
養老町では、7~8軒の農家が蓮根を栽培していて、収穫期は10月から1月頃。
おせち料理には欠かせません。
花の見頃は、この先1ヶ月の早朝から昼まで。
早起きして見てください。
薩摩カイコウズ
2010.07.08
この時期、養老山麓沿いの道路を走っていると、赤い花をつけた木を見かけます。
「カイコウズ(海紅豆)」という名前の花です。
平成3年に岐阜・鹿児島姉妹県盟約20周年を記念して、海津市から関ヶ原をつなぐ道路沿いに約35㎞にわたって植えられました。
そのため「薩摩カイコウズ街道」とも呼ばれています。
南国をイメージさせる真っ赤な花が印象的で、夏の暑さがよく似合っています。
花は9月の中頃まで楽しめそうです。
東部中学校への通学路である「希望の道」にもカイコウズが咲いています。
ツバクロの子どもたち。
2010.06.24
養老町栗笠で、ツバメの巣を見かけました。
蛍光灯の隅に作られており、中からはかわいい雛たちが顔をのぞかせています。
首の辺りが赤茶色で、養老町では見慣れたツバメですが、雛が5羽もいる巣は初めて見ました。
ちなみに、近所のおじいさんはツバメのことを「ツバクロ」と呼んでいました。
理由は知りません。このあたりの方言でしょうか・・
この雛たちが無事に巣立つ日が待ち遠しいです。
新ハツシモ
2010.06.11
養老町でよく作られているのが、ハツシモというお米です。
美濃地方で半世紀以上にわたって栽培されてきたもので、霜が降りる頃に収穫されることから、この名前がつきました。
岐阜県のオリジナルブランドです。
ハツシモの特徴は米粒の大きさ。
国内産のお米でも1・2を争い、コシヒカリにくらべると二回りほど大きいです。
冷めても美味しいので、寿司米としてもおすすめです。
東海地方や関西地方では有名ですよね。
私は生まれてからずっとハツシモで、他の小粒な品種はやや物足りないです。
このハツシモ、今年は品種改良され、より病気に強い新ハツシモになりました。
岐阜県産ハツシモのブランド力が高まると良いですね。
ドクダミの白い花?
2010.06.09
この季節になると庭先に見かける白い花。
草取りのたびに、独特の臭いが鼻につくドクダミです。
家では、半世紀以上前から居座っていて、
「植えてもいないのに増えるんだから」と、母がよく言っていました。
また、調子を崩したときには、この葉っぱを煎じて飲まされたりもしました。
とても、苦いです。
可愛い花ですが、ホントの花は黄色のところ。
白い花のように見える部分は違うようです。
ドクダミの花は何色ですかと聞かれたら、黄色と答えればいいのかな・・・。
養老山地の吸血鬼。
2010.05.26
雨上がりの養老山地へ入るとき、もっとも気をつけてほしいのがヤマビルです。
山のいたるところにいて、知らない間に服や靴の中に入ってきます。
養老町教育委員会では、養老山地に所在する中世山岳寺院跡の調査を継続して実施しているのですが、雨上がりの調査はヤマビルが気になって仕方ありません・・・
象鼻山ではほとんど見かけないことから、石灰岩帯に多く分布しているような気がするのですが、いかがでしょうか。
インターネットを検索し、対策もそれなりに講じているのですが、なかなか手強いです。踏んでも簡単にはつぶれません。
地元の方に、山中の古墳の案内をお願いしたときも、「この時期に地元で山に入る人はあんまりいない」と、かなり難色を示されていました。
中世にもいただろうと思うのですが、当時の人がどのように対処していたのかも気になるところです。
めずらしいカタツムリ。
2010.05.20
養老山地で、オオケマイマイというカタツムリに出会いました。
このカタツムリの特徴は、なんといっても殻の周りの太い毛。一度見たら忘れられない存在感でした。
実は、養老山地は石灰岩帯であり、多様なカタツムリを観察できる場所でもあります。また、養老山地に位置する後期古墳から人骨の発見報告があるのも、このためでしょうね。
カタツムリの季節はまだまだこれから。次の出会いが楽しみです。
雨の日に見かけた花
2010.05.19
田んぼに水をはる5月の後半、カラーというサトイモ科の花が咲きます。
この花の名が「カラー」であることを私が知ったのは、大人になってから。幼い頃は「らっぱそう」だと信じていました。近所のおばちゃん達がそう呼んでいたからです。
雨の日に見るこの花は、晴れているときより、ずっと瑞々しく、絶妙なカーブを描く白い花も魅力的に映ります。
しかし、この白いらっぱの部分、本当は花じゃなくて苞(ほう)という、つぼみを包む葉なんですね。ホントの花はその奥の黄色いところ。原産国が南アフリカだということも初めて知りました。
こんな発見もあり、雨の日も結構楽しいですよね。
ヒトツバタゴの花が咲きました
2010.05.17
日吉小学校の校庭に、綿帽子のような白い花。この花は「ヒトツバタゴ」という名前で、モクセイ科の落葉高木です。花は新枝の先に多くつき、長さ10cmくらいの花房にまとまって咲きます。その様子はまるで雪化粧のような清らかさがあります。
花弁をよく見ると、プロペラの形をしています。
このかわいらしい花をつける木を子どもたちは「なんじゃもんじゃ」と親しみを込めて呼んでいます。
日吉保育園の駐車場からも見ることができます。この先、一週間くらいは咲いててくれるかな。
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