養老町の歴史文化資源の発見・普及を目指して設立した当ホームページは、「私たちが暮らす養老町への関心を喚起すること」を目的に運営しています。

養老町の歴史文化資源

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半夏生(はんげしょう)

2011.07.05

hangeshounews.jpg

 

先週、養老町宇田で、半夏生を見つけました。

 

半夏生はドクダミの仲間で、旧暦の夏至から11日目にあたる「半夏生」のころに葉が緑色から白色に変わり、またしばらくすると緑色に戻る不思議な植物です。

お化粧をしたように見えることから「半化粧」という字を充てることもあるみたいですね。

 

この白い葉を見ると、蒸し暑い日も、少し涼しく感じます。

 

まだ、しばらくは楽しめると思います。

鹿の角。

2011.06.14

rokkaku.jpg

 

先週、養老山地で鹿の角を見つけました。

 

ただ、コケが生えているので、この春に落ちたものではなさそうです。

先端が4つに枝別れしているので、5才くらいにはなってますよね。

 

養老山地では、石器の石材となるチャートも採集できるので、この角をソフトハンマーに加工して、石器作りに挑戦するのもいいですが・・

 

この角の落とし主に出会うほうが、楽しみです。

きっと立派な雄鹿なんでしょうね。

カエルとヘビ。

2011.06.13

moriaogaeruryuusenji.JPG梅雨入りしてから、養老山地の生き物が活発に活動しているのをよく見かけます。

 

左の写真は、モリアオガエル。竜泉寺廃寺跡の調査中に出会いました。

大きさが中くらいのときは、どこで雌雄を見分けるんでしょうか?

 

他に、タヌキやマムシも見かけたので、無事に子孫を残せるかもちょっと心配です。

山は天敵だらけですよね・・

 

下の写真は、マムシの幼体。まだ手のひらに乗りそうな大きさでしたが、もうすでに毒蛇の風格が漂っていました。

 

mamushiyoutai.JPG

小麦の収穫が始まります。

2011.06.09

komuginosyuukaku.JPG

 

養老町でも、すっかり小麦の穂が色づきました。
予定では、今日からの収穫でしたが、天気に恵まれませんでしたね...
しかしそれでも、6月中には全て収穫されるようです。

養老町で栽培されている小麦は「農林61号」という品種で、標準収穫量は1反(約1000㎡)当たり3~4俵。でも今年は、それほどは見込めないようです。

 

残念ですが、しょうがないのでしょうね。

次は豊作を期待したいです。

養老町のタンポポ

2011.05.31

youroutyounotannpopo.JPG

 

 

養老町では、春になるといたるところでタンポポの花を見かけますが、 この花には、古来から日本に生育していた在来種と、近世頃に海外から持ち込まれた外来種があるそうです。

花を包んでいる総包片という部分で見分けることができるようなので、養老町で咲いていたものをいくつか確認してみたのですが、どれも総包片が反り返っておらず、在来種が中心のようでした。

一方、外来種は総包片が反り返っていて、開花時期も長く、夏になっても咲いているのが特徴だそうです。

 

 明日から6月なので、これから見かける花も確認して、さらに情報を収集してみたいと思います。

Rice fish.

2011.05.25

ricefish110516.jpg

 

田植えの季節に入り、田んぼに棲む生き物の姿を見かけることが多くなりました。

 

上の写真は養老町西岩道のメダカ。用水路で見つけたのですが・・・

撮影していると、ケリに威嚇されました。

 

ケリは田んぼに巣を作る鳥で、今は繁殖期。

知らずに近づきすぎたかもしれませんね。

 

keri110516.jpg

4月のドウダンツツジ

2011.04.26

doudantutujiharu.JPG

 

 

4月も終わりに近づき、ドウダンツツジの白い花が見頃になりました。

スズランのような白い花が溢れそうに咲いている姿がとてもかわいいです。

 

ドウダンツツジのことを漢字では「満天星」と書くそうですが、ピッタリですよね。

 

写真は秋に引き続き、ご近所の満天星。我が家のものは、満天ではありませんでした…。

沈丁花(じんちょうげ)の花

2011.03.22

jinchouge.JPG

 

 

わが家では、春の彼岸を迎えると庭先が良い香りに包まれます。

沈丁花の花が咲くためです。

私は毎年この香りを楽しみにしていて、春の訪れを実感します。

 

いつもこのぐらいの時期に、咲きますよね・・

 

わが家の、春を待ちわびる花の代表格は、1月は水仙、2月は梅、3月は沈丁花です。

どれも凛とした香りを漂わせていますよね。

白鳥

2011.03.04

hakutyou.JPG

 

先日、養老町横屋周辺に白鳥がいるという情報を得て、撮影に向かいました。

 

越冬のため、本州に飛来する際、養老町にも姿を現すことは知っていましたが、実際に見たのは初めてでした。真っ白い姿を想像していましたが、すこし灰色がかっている個体もいました。

 

 

このホームページに白鳥を紹介するのは、以前からの念願でした。イノシシを撮った時以上にうれしかったです。

ずきぼさん

2011.03.01

zukibosann.JPG

 

最近になって、日吉公民館のカウンターにつくしとふきのとうの鉢植えが飾られました。
地元の人の発案で公民館に来られた方に春の訪れを感じてもらうのが狙いだそうです。

幼い頃はこのつくしを「ずきぼ」とよんで、よく堤防で摘んで帰りましたが・・
食べた覚えはありません。

1週間くらい前に、うぐいすの声も聞きました。
もう春ですね。

梅の花

2011.02.15

umenohana.JPG

 

先月に寒い日が多かったため、もう少し待たなきゃいけないかと思っていましたが、先週梅の花を見かけました。

 

数輪でしたが、花が少ないこの時期、梅の花は貴重な存在ですよね・・

まだ寒い日が続いていますが、確実に春は近づいてきているようです。

 

今週は、うぐいすの鳴き声をきけたらいいな。

クチナシの実

2010.12.27

kutinasinomi.JPG

 

養老町高田の路地裏でクチナシの実を見かけました。

特徴的な形をしているのでよく目にとまりますが、赤い実を見たのは初めてでした。

 

おせちのきんとんに色つけをするときに、乾燥したものをよく使いますよね。

 

ついこのあいだ、梅雨の頃、甘い香りがする白い花を咲かせていたような気がしますが・・

 

いつのまにか今年も残り少なくなってきました。そろそろ、新年を迎える準備をしなければいけませんね。

新ハツシモ 2

2010.12.07

gohann.JPG

 

わが家では、11月の下旬から、新米を食べはじめました。

今年改良された新ハツシモです。うちで作りました。

昨年ほど収穫量はありませんでしたが、やっぱり美味しいです。

 

炊きあがったご飯は香りも良く、つやつやと輝いていて、酷暑の夏を越した古米とは比べものになりません。

少し前までは、新年を迎えたお正月に新米を食べていましたが、最近は保有米を少なくして、この時期に食べはじめています。贅沢でしょうか・・

 

 hirohatanoniji.JPG

 

先週末、田んぼに朝虹が架かっていました。

私としては珍しくシャッターチャンスを逃しませんでした。

近所の紅葉

2010.11.30

doudanntutuji.JPG

 

養老山麓の紅葉はまだまだ綺麗で、楓の赤色や銀杏の黄色が鮮やかに色付いています。

先日、象鼻山で見た楓は日の光をあびて印象的な赤でした。

 

それでも私がとりわけ楽しみにしているのが、ご近所の庭に植えてあるドウダンツツジの紅葉です。庭木や植え込みとしては、ごく普通に植えられているものですが、とても味わい深い色です。

4月下旬には白いスズランのような花をつけるので、こちらもオススメです。

 

それにしても、今年の紅葉は酷暑に耐えたからなのでしょうか、特に鮮やかに感じます。

 

もうしばらくは楽しみたいです。

むかご

2010.11.18

mukago.JPG

 

文化財調査の最中に、養老山麓でむかごを見つけました。

 

以前は、近所でもハートの形をした葉とむかごをつけた山芋のつるをよく見かけましたが、生け垣だったためか、これほど粒は大きくなかったような気がします。

 

むかごご飯にすると美味しいとよく聞きますが、私はこれをままごとの材料にしていたので、食べることに少し抵抗を感じます。

 

どんな味なのか少し興味はありますが・・

柿の実

2010.11.16

kakinomi.JPG

 

養老町で収穫される柿は、大半が「富有柿(ふゆうがき)」という品種です。

大粒で甘みが強いのが特徴で、果肉は柔らかくジューシーです。

 

養老町で多く出荷しているのは、養老山麓の上多度地区ですが、今年は裏作にあたり、粒は大きいものの数は少ないようです。

 

私は、毎年この富有柿の季節をとても楽しみにしていて、自分で食べるだけでなく、他県の知人にも送ります。渋柿が多い山形県の人には特に喜ばれ、富有柿の甘さや生で食べることに驚いていました。

 

レモンやイチゴに負けないくらいビタミンCを含んでいる柿の実は、ビタミンK、B1、B2なども豊富で、サラダや天ぷらにしてもおいしいです。

 

たくさん食べてこれからの寒さに負けないようにしたいですね。

藤袴(フジバカマ)の花

2010.10.26

hujibakama.JPG

 

秋の七草の一つである藤袴は、キク科の多年草で、花は藤色がかった白色です。

 

藤袴は、平安時代には河原や野辺に咲く山野草として親しまれており、乾燥させた花は香料にも利用されていました。当時の女性達は香袋に入れ、十二単にしのばせていたみたいです。

 

私がこの花を初めて見たのは3年前、それまでは名前しか知りませんでした。

イメージとは少し違いましたが、小さなつぼみがたくさん付いていて、なかなか味わいのある花ですよね。

 

秋の七草の中の葛(クズ)や尾花(オバナ)は近所の堤防でよく見かけます。また、藤袴や桔梗、撫子(ナデシコ)の花を庭先に植えて、切り花としても飾っています。

お仏壇やお墓にもお供えすることもあります。

彼岸花

2010.09.29

higanbana.JPG

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年の暑さは尋常ではありませんでした。

秋分の日が過ぎ、少し涼しくなってきたと思っていたら、彼岸花をあちこちで見かけるようになりました。

堤防や用水路の縁などに緋色の花が集まって咲いていたり、列をなして咲いている姿は見事です。

 

小学生の時、下校途中に彼岸花を摘んで遊びました。家へ持って帰ったところ「家が火事になるから、家の中へ入れてはいけない」と母に言われたことや、彼岸花を触った手をなめたら、すごく苦かったことを思い出します。

 

彼岸花の球根には、リコリンという毒が含まれているそうです。それと同時に、多くのデンプンが含まれているため、かつて飢餓の時には毒抜きして食料にしたそうです。

 

人里はなれた場所でこの花を見かけると、以前は人々が暮らしていたのかなって思います。

現地調査での出会い

2010.09.16

inosisi.JPG

 

養老町教育委員会では、聞き取り調査と併行して、屋外にある古い建物や史跡、神社仏閣の現地調査を行っています。

 

先日、養老山地の中世寺院跡の調査を行っていた際に、ウリ坊とその親に出会いました。

イノシシは神経質で警戒心が強く、山の中でもめったに出会うことがないのですが、暑さに参っていたのか洞穴の入口で昼寝をしていました。

撮影を試みたのですが、持ち合わせていたカメラでは、上手く撮ることができませんでした。

 

後日、諦め切れずに同じ場所へ行ってみると、運良く再会することが出来ました。

カメラを構えて近づくと、何度もこちらを見て警戒しているようでしたが、何とかカメラにおさめることが出来ました。

 

この洞穴を巣にして、子育てをしているのかな。

子ども達を立派に育ててください。お邪魔しました…。

象鼻山に住む生き物3

2010.08.17

nanahushizoubi.jpg

 

相変わらずの暑さの中、象鼻山古墳群の発掘調査は4週目に入りました。

しかし、12・14号墳の築造時期の手がかりは未だ得られていません・・

 

そんな中、山頂の休憩所でナナフシに出会うことができました。

初めてじっくりみましたが、ちゃんと頭があるんですね。

雰囲気は笹によく似ていて、草むらに入るとどこにいるのか全くわからなくなりました。

 

しかし、そろそろ生き物だけでなく、発掘調査の成果についてもお知らせしたいところです。

今週からは天気も良いようなので、来週にはもう少し と思っています・・

 

 

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