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弁天様と琵琶湖。
2010.11.10
養老町上方(うわがた)では、白鳥神社の脇社に弁天様を祀っています。
この弁天様の社、もとは上方山の山頂(養老山地の頂上付近)にあり、その位置からは西に琵琶湖を見渡すことができました。
弁天様は水と関係の深い神様であり、養老町上方の人達にとって弁天様を祀る場所から琵琶湖が見えることはとても重要なことだったようです。
養老町内には他にも弁天社がありますが、ここでもう一つご紹介しておきたいのが、象鼻山3号墳の弁天社です。
地元橋爪では、酒に酔った力自慢が山麓から山頂に持って上がったという話もありますが、この3号墳の立地は象鼻山で最も滋賀県側の眺望がよい場所です。
ひょっとしたら、よく検討された結果、あの位置に決まったのかも・・
田代神社奉納算額
2010.09.28
「算額」とは日本独自の数学、和算の問題と回答が記された絵馬のことです。
難しい問題を解いたことを神様に報告し、さらなる学力向上を祈願して神様に奉納されたと考えられています。
養老町高田の田代神社にも算額が1面奉納されており、養老町の文化財に指定されています。天保12年(1841)のもので、全部で5問あり、全て図形問題。難易は高校数学レベルです。これを12、3歳の子どもが解いたのですから驚きです。
僕も挑戦しましたが、数学はからっきしダメなので、解りませんでした。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
上方の神宿制
2010.09.09
養老町上方に鎮座する「白鳥神社」は日本武尊を祭神とする由緒ある神社です。
この白鳥神社の氏子達は、「神宿(かみやど)」と呼ばれる厳しい戒律の宮当番制度を続けています。
当番である神宿は、氏子の中からくじによって決められます。
そして、神宿となった者は神のみしるしである鰐口(わにぐち)を1年間、自宅の床の間でお守りします。
その間、神宿は次のことを厳守しなくてはなりません。
①2階や屋根に登ってはならない。
②四本足の動物を食べてはいけない。
③身内や親戚、村内に出産、葬式があった際には、それを聞いた日から3日間、自分で食事を作らなければならない。これを「別火(べっか)」という。
④元日から3日間、座敷にこもり一言も喋らずに神に奉仕する。この間の食事は全て別火。また、朝昼晩には神社の門松にある「ほうかっぷ」に米や餅、ボラ肉をお供えする。
他にも、定期的な神社の清掃や祭りなど行事の準備は、全て神宿が行うため経済的に大きな負担がかかります。
しかし、神宿となるのは氏子にとって大変な名誉であるため、現在でも
「はやく神宿がまわってこないか」と待っている方がいるそうです。
この制度は「上方の神宿制」として養老町の無形民俗文化財に指定されています。
先日、現在の神宿のお宅に伺わせて頂きましたが、
「目がつぶれるから、鰐口は撮っちゃだめだよ」
ということで、残念ながら鰐口は撮影できませんでした。
代わりに白鳥神社の写真を載せさせていただきます。
初宮参り(はつみやまいり)
2010.07.07
私の家では、赤ちゃんが無事に1ヶ月を迎えると、その感謝をこめて氏神様にお参りします。
これにより、赤ちゃんは土地の一員として認められると考えているからです。
結婚する前、私はあるお坊さんに、「氏神様に見初められた娘は、生まれ育った土地に住み続けるそうだよ」と言われたことがあります。
私の母は、どの神様よりも、氏神様を大切にしていました。
私はきっと初宮参りで見初められたに違いありません…
弁天様祭りの開催
2010.04.15
4月15日(木)14時より象鼻山山頂で、篠塚神社主催による弁天様祭りが開催されました。
弁天様は象鼻山3号墳の上円部に祀られており、象鼻山3号墳イメージキャラクターの素になった神様です。
養老町橋爪に干ばつが続いたため、海と水の神様である弁財天を祀ったのが、その由来と伝えられています。
弁天様が象鼻山3号墳に祀られた理由は不明ですが、当初山麓にあった弁天社を酒に酔った力自慢が山の上まで持って行ってしまったという話も残っています。
ホントかどうかはわかりませんが・・・
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