News 最新ニュース
「タギゾウくんのクイズラリー」の準備2。
2012.07.04
養老町教育委員会では、夏休み(7/21~8/31)に実施する「タギゾウくんのクイズラリー」に向けて、現在14ヶ所のクイズポイントの情報を「タギゾウくんの養老ナビ」に登録しています。
これは「タギゾウくんの養老ナビ」を使っていただいている方をちょっぴり優遇するためで、この機会に当アプリケーションの周知を図るのが目的です。
具体的には、
①クイズがある文化遺産までのルート案内
②クイズのヒント
の2つが利用できるようになります。
それほど大きなアドバンテージではないですが、チラシのみで挑戦するライバルに、ちょっと差をつけることができると思います。
とはいえ、クイズのヒントは、現地周辺にたどりつかないと見ることができない設定になっているので、ご注意ください。
なお、このイベントの詳細については、今月の中頃には、改めて当ホームページとチラシでお知らせいたします。
もうしばらく、お待ちください。
養老ナビ情報の追加16。
2012.06.29
昨日、養老町北野の方から、半夏生(はんげしょう)がそろそろ見頃を迎えることを教えていただいたので、この情報をタギゾウくんの養老ナビに登録しました。
分類は自然です。
今年は、旧暦の夏至から11日目にあたる半夏生の日が7月1日なので、ちょうど暦通りですかね。
また、その7月1日(日)には、養老の滝の前で「滝開き式」も開催されます。
こちらは、10時開催になります。
ちょっと天気が心配ですが、雨天決行ですし、笹酒の進呈や象鼻山太鼓なども予定されているそうなので、ぜひご参加ください。
滝開き式の詳細については、こちらからどうぞ。
口ケ島の大神宮灯明。
2012.06.20
養老町口ケ島には、養老町で一番古くて、一番大きいといわれている灯明があります。
この灯明は、地元では大神宮灯明とも呼ばれ、口ケ島でも眺望がよく、伊勢皇大神宮の遙拝に適した場所に建てられているのですが・・
どうやら、建立した家の方によると、元は今よりも10mくらい北にあったみたいですね。
最初に建てられたのが享和元年(1801)で、現在地に移転されたのが大正2年(1913)のことだったみたいです。
さらに、この口ケ島は、伊勢神宮奉賛に熱心なところでもあり、現在でも毎年9月の第3日曜日になると、大神宮まつりを行っています。
私はこの口ケ島の隣村で育ったのですが、私の村には灯明さんがなく、口ケ島の大神宮まつりの賑やかな様子が、とても羨ましかったことを今でも覚えています。
この口ケ島の大神宮灯明は、「タギゾウくんの養老ナビ」にも登録してあります。
今も夜になると灯りがともり、辺りを照らしていますので、興味のある方は、ぜひ一度現地を訪れてみてください。
明日、明後日は高田祭りです。
2012.05.18
いよいよ、明日から高田祭りです。
今年は、2日間とも、天気は問題なさそうですね。
祭りにあわせて、養老町教育委員会でも、タギゾウくんの養老ナビに「高田祭」の情報を登録しました。
スケジュール等も掲載してありますので、ぜひご活用ください。
また、タギゾウくんの収蔵庫には、昨年度に記録をとった猩々山(しょうじょうやま)木彫の3Dデータもアップしましたので、こちらもご覧ください。
ただ、本当にオススメしたいのは、本物に触れること。
時間のある方には、ぜひ養老町まで足を運んでいただき、高田祭りを楽しんでいただければと思います。
関戸五作碑。
2012.04.24
養老町大巻の神明神社の境内に、関戸五作(せきどごさく)の碑があります。
この関戸五作は、郡会議員を2期務め、養老町大巻の治水に尽力した人物なのですが、碑の前の御酒器に、薩摩藩島津氏の家紋である丸に十の字が刻まれているのが気になります。
関戸五作は、大垣浅草村の庄屋の子孫で、この土地の庄屋に婿入りした人なので、直接鹿児島との関わりはなかったと思うのですが・・
ちょっとよくわかりません。
ただ、なんとなく宝暦治水をはじめとした、当地域と鹿児島との関係の深さが背景にあるような気がします。
この関戸五作碑の情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してあります。
気になった方は、ぜひ一度現地を訪れてみてください。
養老町直江の元八幡神社碑。
2012.04.16
牧田川の南岸を通行していると、草むらの中に、「元八幡神社跡」と刻まれた石碑が建っています。
これが、昭和26年(1951)に、直江の春日神社境内に合祀された直江八幡神社の元位置になります。
牧田川の水害により、本村が牧田川北岸に移ったことが、遷座の契機でした。
この石碑の位置に立つと、牧田川の改修が、養老町直江にいかに大きな変化をもたらしたかを、感じることができますね。
何も知らなければ、ここに神社があったなんて、思わないようなところになっています。
この情報は、タギゾウくんの養老ナビに登録してあります。
興味のある方は、ぜひ一度、この場所を訪れてみてください。
養老町竜泉寺の六社神社の元宮跡。
2012.04.05
岐阜県指定天然記念物のムクノキなどで知られる、養老町竜泉寺の六社神社ですが、以前は、養老山中に鎮座していました。
ちょうど、東海自然歩道が一番高くなるあたりです。
実は、そのあたりは、中世山岳寺院跡である竜泉寺廃寺跡の中心的役割を果たした施設があったと考えている場所とほぼ重なっており、付近には礎石群や、堂ノ庭とよばれる平坦面などが広がっています。
六社神社についてあまり詳しいとことが分かっていませんが、何か関係があるのかもしれませんね。
ちなみに、六社神社が現在の位置に遷座され、神明神社と合祀されたのは、明治41年(1908)のことになります。
この情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してありますが、ルート案内は麓で止まってしまいます。
もし、興味がある方は、東海自然歩道で竜泉寺廃寺跡の礎石群まで登り、その南20mくらいのところを探してみてください。
西光寺跡碑。
2012.04.03
養老町の南直江には、養老町唯一の時宗のお寺がありました。
お寺の名前は西光寺(さいこうじ)で、その跡地には石碑が建てられています。
ちなみに、廃寺になったのは、まだ最近で、平成20年2月のことでした。
この石碑の情報は、先月から「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してあるのですが・・
実のところ、あまり詳しいことが分かっていません。
お聞きすることができている情報は、時宗に改宗した年が応永17年(1410)であるということと、この西光寺の祠が、谷汲山華厳寺(揖斐川町)の境内のどこかにあるらしいということだけ。
とりあえず、季節も良くなってきたので、華厳寺の境内の探索から始めてみようかと思っています。
養老ナビ情報の追加15。
2012.04.02
象鼻山の麓には、幕末から明治にかけて、養老町橋爪で学問を教えた二人の先生の顕彰碑が建てられています。
一人は村上杏園先生(1806~1872)で、もう一人は久保田象外先生(1844~1903)です。
ちなみに、久保田象外先生は9歳のときに、村上杏園先生に漢学を学んだことをきっかけに、学問を志すようになりました。
お二人は、学問だけでなく、謡曲なども教えていたそうです。
これらの情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してありますので、ぜひ一度現地を訪ねてみてください。
ただ、久保田象外先生の碑は、山麓の茂みに隠れて、ちょっと分かりにくいところにあるので、探すのが難しいかもしれないです・・
大跡輪中のあほ除(よげ)。
2012.03.19
養老町大跡の集落の北側に、大跡輪中を金草川の水害から守るために造られた輪中堤防の一部が残っています。
この輪中堤、なぜか地元では「あほ除(あほよげ)」という変わった呼ばれ方をしていて、これまでその由来がはっきりしていなかったのですが・・
今年、養老町文化遺産情報活用実行委員会が進めた事業の中で、地元の方から、「ここには、江戸時代から出水の度に除番が置かれていたが、輪中に入水することはなく、その役目を果たすことがなかったのであほ除と呼ばれるようになった」という話を聞くことができました。
町史にも書かれていない話ですよね・・
話を伺えて、幸運でした。
ちなみに、この除は昭和36年(1961)の土地改良で、輪中内の堀の埋め立てに土が使われ、一部を除いてその姿を消すことになりました。
それまでは、除に松の大木の並木があったそうです。
この情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してあります。
ぜひ、一度現地を訪れてみてください。
養老ナビ情報の整理。
2012.03.16
「タギゾウくんの養老ナビ」で提供している情報量の増加に伴い、養老町でよく知られた項目を「おすすめ」のカテゴリーにまとめました。
ただ、交通機関や公共施設など、明確な目的を持って利用される情報はそのままです。
これにより、なんとなく使ってみるときは、最初に起動する設定画面で、「おすすめ」だけを選択していただければ、一度に大量の情報が表示される煩雑さを、緩和できるようになりました。
とはいえ・・
本当にオススメしたいのは、身近にありながら、普段なかなか顧みられることがなくなっていく文化遺産たち。
身の周りにある歴史を再発見するツールとしても活用いただけるとうれしいです・・
境松。
2012.03.13
養老町の伊勢街道沿いには、「境松(傘松)跡地」と刻まれた石碑が建っています。
この石碑は、平成17年9月に、柏尾と白石、鷲巣(松栄町)の3村の境界を確定していた松の跡地を示すものとして建てられました。
境松は、枝を張り出した姿から「唐傘松」とも呼ばれていたそうです。
ちなみに、この石碑は2代目で、初代は木柱だったみたいですね。
境松の資料は、町史の資料編に掲載されていて、白石村と柏尾村の境で、両村が山の資源を争い、その境に松を1本植えたのが、そもそものようです。
松が植えられたのが元禄4年(1691)、枯れたのは昭和40年(1965)くらいですから、境松は約300年間、この場所で、境でありつづけたということですよね・・
なんとなく、跡地に木柱や石碑を建てる気持ちが分かる気がします。
ただ、どの時期に鷲巣(松栄町)が関わってくるのかは、ちょっとよく分かりませんでした。
この境松跡地の情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」にも登録してあります。
ぜひ、伊勢街道のウォーキングを兼ねて、現地を訪ねてみてください。
養老ナビ情報の追加14。
2012.03.05
先週、「タギゾウくんの養老ナビ」に、新たに71件の文化遺産情報を登録しました。
養老町文化遺産情報活用実行委員会が進めている事業の成果です。
これにより、以前よりも、もっと皆さんの身近にある文化遺産を紹介できるようになりました。
ただ、祭りなどのイベント情報については、開催が近くなり、日程等が決定してから公開していく予定です。
歩いて10分くらいの範囲にも、たくさんありますので、スマートフォンをお持ちの方は、ぜひ一度体験してみて下さい。
養老ナビ情報の追加13。
2012.02.27
養老町には、町重要文化財に指定されている高札場が二つあり、これらの情報を「タギゾウくんの養老ナビ」に登録しました。
分類は文化遺産で、近世~近代の時代区分でも検索できます。
高札場とは、幕府や領主が決めたことを、木の板に書き、人目をひくように高く掲げておく場所のことです。
とくに、押越八幡神社にある高札場は残りがよいので、ぜひ一度現地を訪ねてみて下さい。
別庄の馬頭観音。
2012.02.15
今日、「タギゾウくんの養老ナビ」に、象鼻山山麓で、白山神社の南150mくらいのところにある馬頭観音の情報を登録しました。
この石碑、実はこれまで、風化やコケで字が読めず、何か分からなくて困っていたのですが・・
今日たまたま地元の人に教えて頂くことができました。
今でも1年に1回、地元の役員で小祭りを行っていて、昔、このすぐ下には、牛の爪切り場もあったそうです。
いつ造られたかがまだ不明なので、時代は入力していませんが、興味のある方はぜひ一度探しにいってみて下さい。
養老ナビ情報の追加12。
2012.02.10
養老町祖父江には、前田慶次郎が、米沢へ向かう途中に、その息子「吉兵衛(きちべえ)」を、祖父江村の庄屋であった川瀬彦兵衛に託しに訪れたという話が残っています。
その後、吉兵衛は、祖父江村高木家で前田姓を伏せて育てられますが、その住まいや傍らの橋は、今でも「前田屋敷」や「前田橋」と呼ばれ、その歴史を今に伝えています。
現在、跡地には末裔一族が結成した「鷹乃羽会」によって石碑が建てられています。
この位置や概要についての情報は、タギゾウくんの養老ナビに登録してありますので、ぜひ一度現地を訪ねてみて下さい。
分類は文化遺産で、「前田」の文字検索でもヒットします。
養老ナビ情報の追加11。
2012.01.31
タギゾウくんの養老ナビに、新しく「北尾春圃顕彰碑」と「北尾春圃の墓」の情報を登録しました。
分類は文化遺産で、文字検索や時代検索(近世~近代)でもヒットします。
北尾春圃は、江戸時代に活躍した養老町室原出身の名医で、父である玄圃(げんぽ)もまた医者であったと伝えられている人物です。
「北尾春圃の墓」は、養老町の史跡にも指定されています。
ぜひ、一度現地を訪れてみて下さい。
4つ目の芭蕉句碑。
2012.01.24
先々週に紹介した養老町の芭蕉句碑ですが、その後、養老町船附の生蓮寺境内にもあることが分かりました。
明治36年(1903)3月の建立で、句は「けふばかり人も年よれ初時雨」です。
さらに、未確認ですが、養老SAにもあるという噂が・・
とりあえず、新たにこの石碑を「タギゾウくんの養老ナビ」に登録しました。
ぜひ現地を訪ねてみて下さい。
養老町の芭蕉句碑。
2012.01.13
養老町には、松尾芭蕉の句碑が3つあります。
一つ目は、養老町高田の即心山乾崇寺(旧即心寺)境内の「蓑虫の音を聞に来よ艸の庵」
二つ目は、養老町橋爪の象鼻山ふもとにある「杜鵑声横たふや水の上」
三つ目は、養老町養老公園の千歳楼にある「名にひゞく泉や徳のとこしなへ」
です。
いずれも、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してありますので、ぜひ一度現地を訪れてみて下さい。
養老ナビ情報の追加10。
2011.12.19
タギゾウくんの養老ナビに、新しく「鬼面山谷五郎顕彰碑」と「鬼面山谷五郎生誕地」の情報を登録・公開しました。
分類は文化遺産です。
鬼面山谷五郎は、養老町出身で岐阜県唯一の横綱。
写真で見る顔は少し怖そうですが、実際は温厚な人柄だったようです。
顕彰碑の方は養老公園内にあるので、ご存知の方も多いでしょうが、養老駅を1kmほど南にいくと、生誕地碑もあります。
ぜひ、お時間のある方は、顕彰碑だけでなく、生誕地碑の方も訪れてみて下さい。