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丁石(4・10)の復元。
2013.01.31
今日は、倒れたままになっていた四丁の丁石と、大部分が土に埋もれていた十丁の丁石の復元作業を行いました。
ちなみに、丁石というのは、滝までの距離を示す道標のことで、1丁は約109メートルになります。
どちらも大変な作業でしたが、地元の方々のご助力を得て、手際よく終了することができました。
道具までご提供いただき、本当にありがとうございます。
元通りになった丁石は、どちらも立派なもので、雰囲気も以前よりずいぶんよくなりました。
養老神社の境内を通る、たき道沿いに建てられていますので、養老の滝を訪れる際には、ぜひこちらの丁石もご覧になってみてください。
山田貞策さんの情報収集2。
2013.01.30
先月に引き続き、今月も山田貞策について、ご子孫の方から、お話を伺う機会が得られました。
ご協力ありがとうございます。
調査では、先月に得られていた情報を再確認できたほか、お葬式の様子や、これまで知られていなかった会社設立の情報など、新たにたくさんの情報を収集することができました。
また、これまで青色と誤解していた、山田貞策が建てた教会の屋根の色が赤色だったことや、建物の名称が修道館ではなく、修徳館であったことも教えていただきました。
さらに、お庭では、養老町大巻の山田貞策邸から移された灯籠を見せていただくことも・・
こんな立派な灯籠があった山田貞策邸の庭は、きっと素晴らしいものだったんでしょうね。
この他、伺った多くの内容は、整理し、なるべく早く養老ノートで公開していきます。
ぜひ、楽しみにお待ちください。
象鼻山の爆弾投下跡。
2013.01.29
養老町橋爪の象鼻山には、第2次世界大戦中にB29によって爆弾が投下された痕跡が残っています。
投下されたのは、クラスター爆弾と呼ばれる、本体から多数の子弾を散布して、広範囲の目標を破壊するタイプのもの。
昭和20年6月26日の午前10時頃、田植え休みのまっただ中に、象鼻山西南部の斜面一帯から牧田川の河原までの広い範囲に投下されたため、総出で田植えをしていた村中の家族は、爆弾が破裂する轟音と、飛んでくる破片に驚き、そのまま逃げるようにして家に戻ったそうです。
ちなみに、爆弾が投下された理由として、飛行機の重量を軽くするためであったとか、象鼻山山頂の明治記念碑が大砲に見えたためなどといわれていますが、あまりはっきりしていません。
また、投下された子弾のうち3つは、象鼻山3号墳に命中し、今も大穴が3つ残っています。ただ、土で埋まって当時よりは小さくなっているみたいですね。
象鼻山山頂にある休憩所の西側を少し下ったあたりに、爆弾跡を示す標柱がたっていますので、興味のある方は、ぜひ天気の良い日を選んで探しに行ってみてください。
終戦後の映画大会。
2013.01.28
養老町教育委員会では、今年度も引き続き、町内の様々な方から、昔の話を伺い、記録化する作業を進めています。
そんな中、今回少し気をつけて伺うようにしているのが、養老町の昔の娯楽についてのお話。
意識していないと聞きそびれてしまいますが、意外に重要な情報を含んでいて、さらに、聞いていても楽しいものが多いです。
そういったお話の中で、最近少し気になっているのが、終戦後、養老町の島田や押越など、あちこちで行われていた映画大会の実態。
どうも屋外に枠を組み、幕を張って上映するシンプルなもので、神社を会場にすることが多かったようなんですが・・
どのように運営されていたのかが、よく分かっていません。
ちなみに入場は無料だったそうです。
ただ、会場の後ろで自転車の荷台に乗って映画を観ていて、亡くなってしまった人もいるくらい賑わっていたそうなので、きっとまだ記憶のある方もお見えになると思います。
引き続き、情報収集を続け、できれば当時の写真などを発見したいところです。
第13回「家族の絆愛の詩」発表会を開催します。
2013.01.25
明後日の日曜日、午後1時30分から、「親孝行と生涯学習を進めるまち養老」町民会議推進大会及び、第13回「家族の絆愛の詩」発表会を開催します。
会場は養老町民会館です。
当日は、シリーズ13作目となる「家族の絆 愛の詩4」の販売を開始するほか、一般の部や小中学生の部の入賞者による朗読も予定しています。
今回もすばらしい作品がたくさん寄せられていますので、ぜひご参加ください。
寒い日になりそうですが、きっと心は温まると思います。
1月26日は文化財防火デーです。
2013.01.24
1月26日の文化財防火デーにあわせ、養老町でも、今日、養老公園の養老寺で防火訓練が行われました。
訓練は「養老寺宝物殿より出火、養老保育園の先生が119番通報、避難の際、養老保育園園児及び保育士が負傷」という想定で行われ、養老保育園の園児やその保護者など約80名が参加しました。
養老公園は、貴重な木造建築物をはじめ、たくさんの文化遺産があり、さらに大勢の方々が観光に訪れる場所なので、ここで訓練が行われることは、大切なことですよね。
1時間ほどの訓練でしたが、園児の保護者を対象とした初期消火訓練なども、文化財の防火・防犯意識を高める良い機会となっていました。
養老公園以外の文化財所有者や管理者の方々も、ぜひこの機会に文化財周りの再点検をよろしくお願いします。
象鼻山眺望回復の進捗状況。
2013.01.23
先週から続けている象鼻山の眺望回復作業ですが、ようやく終わりが見えてきました。
ご助力いただいている皆さま、本当にありがとうございます。
象鼻山1号墳からの眺望も、ずいぶん良くなりました。
作業完了後には、その写真を掲載する予定ですが、自身の目で見るほうがオススメです。
きっと素晴らしい時間になると思いますので、ぜひ一度、新しい象鼻山からの眺望を見に来てください。
養老説教場西の日本庭園。
2013.01.22
養老公園の開設当初、養老説教場の西には、避暑亭と呼ばれる高須藩から移築された建物と、四季折々に観賞できる日本庭園がありました。
上の写真が、その日本庭園を撮影したものになります。
本当に素晴らしい庭園だったそうで、たくさんの要職にある方々が、避暑亭からこの景観を楽しんだみたいですね。
ただ、その後、どういった経緯からかはよく知りませんが、維持管理がなされなくなってしまいました・・
ちなみに、現在の様子を撮影したものが下の写真になります。
導水路などのインフラはそのまま残されているそうなので、いつかまたこの日本庭園を楽しめる日が来るといいですね。
ロウバイの花。
2013.01.21
先週、養老町宇田で、ロウバイの花を見かけました。
ロウバイは、中国原産の落葉低木で、漢字では「蝋梅」となるのですが、いわゆるウメとは関係ないみたいですね。
ただ、黄色い花から漂う甘い香りは、なんとなくウメに似ているような気もします。
そんなロウバイの花ですが、花の中心が暗紫色の基本種をはじめ、いくつか種類があるそうです。
ちなみに、私が見かけた花全体が黄色いものはソシンロウバイ(素心蝋梅)。
今月に入り、町内あちこちで見かけるようになっていますので、みなさんも黄色い花を見かけたら、ぜひ香りも楽しんでみてください。
象鼻山の樹木に名前プレートを設置しました。
2013.01.18
今日、象鼻山に自生している樹木に、名前プレートを設置しました。
登山道のものが中心です。
象鼻山に様々な種類の木があることを再発見していただけると思いますので、象鼻山に登る際には、ぜひこちらもお楽しみください。
「郷土のために骨身を惜しまなかった渋谷代衛さん」の一般販売について。
2013.01.17
以前よりお伝えしていた、養老町大野出身で、養老町の公共事業などに尽力した、渋谷代衛さんの生涯をまとめた冊子の、一般販売を開始しました!
今日から80冊限定で、金額は800円です。
購入を希望される方は、養老町教育委員会生涯学習課(0584-32-5086)へご連絡ください。
受付時間は平日の8:30~17:15です。
この冊子に綴られた渋谷代衛さんの言葉や生き方は、時代は違っても、私たちが生きていく上での手掛かりになると思います。
平易な文章で、読みやすいものになっていますので、ぜひご購読ください。
ページ数は約90で、内容は下記の通りです。
目次
1.はじめに 2.代衛氏の人となり 3.代衛翁の作品 短冊 4.紀功碑 5.紀功碑 裏面 6.逸話集より 7.笠郷の偉人伝より 8.養老公園開設記念碑 9.代衛さんを偲ぶ動き 10.終わりに
なお、この冊子は、将来電子書庫でも公開する予定があります。
象鼻山の眺望回復。
2013.01.16
養老町教育委員会では、今日から、象鼻山1号墳の東側を中心に立木の伐採と搬出をはじめました。
象鼻山の眺望回復が主な目的です。
東側の濃尾平野を意識して築造されたと考えられている1号墳。
しかし、これまでは1号墳の東側にはスギやヒノキが並び、なかなか当時の人々が見たであろう眺めをイメージするのは難しい状況でした。
伐採後、どんな景観に変わるのか。
今からとても楽しみです。
平成25年成人式。
2013.01.15
一昨日の1月13日(日)、養老町民会館で「平成25年成人式」が開催されました。
天気にも恵まれましたね。
今年の対象者は、平成4年4月2日から平成5年4月1日に生まれた390名(男性204名・女性186名)です。
昨年より30名ほど増加しました。
式典では、新成人代表の2名が、成人としての抱負や家族への感謝、社会の一員として生きる覚悟を力強く宣誓してくれました。
当たり前のことかもしれませんが、定刻よりも早く、参加者全員が席に着き、時間通りにはじめられた式典の中での宣誓だったので、とても頼もしく感じました。
この世代が、社会で活躍するのが、今から楽しみです。
ちなみに、下の写真は、昭和44年(1969)1月15日に開催された成人式を取り上げた広報を撮影したもの。
このときの会場は養老女子商業高等学校で、703名(男性343名・女性360名)が成人の仲間入りをしたそうです。
当時の新成人の人数が、今の会場ではとても入りきらないことに、少し驚きました。
象鼻山の樹木名プレート。
2013.01.11
養老町教育委員会では、現在、象鼻山に自生する樹木に、名前プレートを設置する準備を進めています。
設置する樹木は全部で30本で、登山道を中心に、クスノキや、ケヤキといったよく知られたもののほか、シナアブラギリやウワミズザクラといったちょっと珍しいものにも設置します。
今月中には、完了する予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちください。
おたきみち道標。
2013.01.10
養老公園の妙見橋北側に、滝までの道を人差し指で示す、ちょっと凝ったデザインの道標があります。
これは「おたきみち道標」と呼ばれている道標で、養老サイダーの生みの親である日比野寅吉によって、大正11(1922)年5月に、養老サイダー本社前に建てられました。
ちなみに、養老サイダーの本社は、もとは大垣にありましたが、明治35(1900)年に、菊水泉の水のおいしさに驚いた日比野寅吉によって、養老公園に移転されました。
そして、その後、順調に製造数を伸ばし、道標を建てた大正時代には、養老サイダーの名前は全国に知れ渡るようになっていたそうです。
ただ、平成12年(2000)の12月、養老サイダーはその歴史に幕を閉じ、今ではもう味わうことができなくなってしまいました。
今でも、この道標を見ると、グラニュー糖の自然な甘さと、きつくない炭酸ののどごしが思い出されます。
みゆき道。
2013.01.09
養老町養老の大菩提寺境内に、今は使われていない古道の一部が残っています。
地元では、この道のことを「みゆき道」と呼んでいて、ヤマトタケルや元正天皇が通過した道とも伝えられているのですが・・
今のところ、その根拠となるような情報は得られていません。
伊勢街道からも50mくらい離れていますし、南北にどのように延長していくのかもよく分からない状況です。
ただ、残存部分がほぼ南北に一直線に伸びることと、その延長線上(北)に戸関遺跡があることは気になります。
少なくとも、ひきつづき調べてみる価値は十分にありそうですよね。
この情報は「タギゾウくんの養老ナビ」にも掲載してあります。
興味のある方は、ぜひ一度現地を訪れてみてください。
四丁(たき道丁石)。
2013.01.08
養老の滝には、丁石(ちょうせき)と呼ばれる滝までの距離を示す道標が建てられています。
これは、明治の養老公園開設にあたり、地元有志などから寄進されたもので、当初は1丁から20丁まであったのですが・・
最近では、その半分以上の行方が、分からなくなってしまいました。
上の写真は、そんな丁石の中で、位置こそ変わらないものの、倒れて文字が読めなくなってしまっている4丁の丁石を撮影したもの。
これでは、誰にも気づいてもらえないのも仕方がないですよね。
なんとか、元通りに復元したいところです。
(倒れる前の4丁)
今年の白鳥情報。
2013.01.07
先週、今年も養老町江月に白鳥が飛来しているという情報をいただきましたので、期間限定で「タギゾウくんの養老ナビ」に、この情報を公開しました。
比較的、見つけやすいそうなので、ぜひルート案内機能を使って、探しに行ってみてください。
象鼻山麓の道標地蔵。
2013.01.04
養老町橋爪の象鼻山のふもとには、移動されてしまった1つを含め、計4つの道標が建てられていました。
さすがに、交通の要衝ですよね。
そして、最近そのうちの一つが、道標地蔵であることを確認できました。
これで、養老町では船附に続き、2例目になります。
後背に刻まれた銘には、ちょっと判読しづらいところがありますが、「左 大がき道 右 たら道」とあるので、おそらくは別所区か、あるいは垂井町栗原あたりから来る道と、大垣と上石津を結ぶ多良街道とが接続する地点に設置されていたんでしょうね。
その点では、現在の位置も、芭蕉句碑の西隣で、ほぼ多良街道沿いに鎮座されているので、そんなに移動はしていないと思います。
ちなみに、上の画像は、今日のお昼頃の様子を撮影したもの。
雪が積もっていたので払っておいたのですが、笠は忘れてしまいました。
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