News 最新ニュース
勢至のイチョウ。
2011.11.30
個人宅の敷地内にあり、文化財指定などもされていないので、ほとんど知られていませんが、養老町の勢至には、とても立派なイチョウがあります。
私がはじめて、この木に出会ったのは、平成18年の冬。中世寺院跡を調べに来たときでした。
それ以来、その存在感と、紅葉したこの木の中での幻想的な風景が忘れられず、毎年このくらいの時期になると、会いにきてしまいます。
ただ、今年はまだ少し、青みが残っていて、見頃になるまでには、もう1週間くらいかかりそうです。
個人の敷地内のため、少し離れたところからしか見学できませんが、ギンナンのにおいが苦手でなければ、ぜひ探してみて下さい。
「養老町が生んだ国学者田中道麿さん」デジタルデータの公開。
2011.11.29
田中道麿の新筆。
2011.11.28
中津川市に、養老町出身の国学者である田中道麿の遺墨があるという情報を頂いたので、資料見学に行ってきました。
内容は、万葉集や催馬楽の歌詞に出てくる「桜」という地名についてのもので、尾張国愛知郡作良のことだという人もいる、というようなことが書かれているみたいです。
そのため、実物を見るまでは、質問に対する回答を手紙でやりとりしたものかと思っていましたが、実際の資料は手紙にしては少し大きいような気がしました。
所有者の方も、詳しい経緯をご存じなかったので、なぜこのような内容を書き記したのかは分かりませんが、町内に残された遺墨の筆跡ともよく似ており、本人のものである可能性は高いような気がします。
ちなみに、この情報は、今月3日の文楽・能大会の会場で頂きました。
思わぬ朗報でした。
下笠薬師。
2011.11.25
養老町下笠字湯口に、下笠薬師堂と呼ばれるお堂があり、中には、医薬の仏様である薬師如来が祀られています。
そして、この仏様には、昔、下笠村を襲った洪水で流されてしまったという話が残っています。
内容は、流された仏様を心配した村人たちが、行方を捜し、知多にあった「浜薬師」が、海から浮かび上がって来たことや、以前は下笠薬師如来と呼ばれていたことを知って、返してもらうようにお願いし、無事に仏様が戻ってくるというもの。
しかし、どうやら、戻ってきた仏様は流される前よりも、一回り小さかったようです・・・
どこまでを信じるか、というところですかね。
ただ、養老町には、この他にも洪水で流された仏様の話が残っていて、こういったことは珍しくなかったのかもしれません。
この下笠の薬師如来は、無病息災の仏様として、現在も地元の人達に大切にされています。
西岩道八幡神社の感謝祭。
2011.11.24
11月20日(日)の午前10時から、養老町西岩道の八幡神社で秋の感謝祭(新嘗祭)が行われました。
秋の収穫が無事に終わったことを感謝するためです。
西岩道の八幡神社では、毎年3月に春の祈年祭、11月に秋の感謝祭を執り行っています。
午後6時頃には、境内に灯りがともされ、神事の後の直会(なおらい)も行われました。
灯りに照らされた境内は、いつもと少し違う雰囲気で、氏神様の新たな一面を発見することができました。
養老町歴史ワークショップのPR。
2011.11.22
平成23年12月11日(日)に開催する養老町歴史ワークショップ「養老石で火をおこそう」を、地元ケーブルテレビに取り上げて頂けることになりました。
ありがとうございます。
収録では、実際にケーブルテレビの方に、火打ち体験もして頂いたのですが・・
意外に難しかったみたいです。
ぼくが、それほど苦労しなかったのは、考古学で石を扱うことが多いからですかね。
放送は、12月に入ってからになりそうですが、興味を持たれた方は、ぜひ養老町教育委員会生涯学習課0584-32-1100にお申し込みください。
象鼻山ウォークを開催しました。
2011.11.21
平成23年11月20日(日)、予定通り「象鼻山ウォーク」を開催することができました。
当初は、天気が心配でしたが、なんとかもちこたえてくれましたね。
定員いっぱいの方々に、ご参加頂くことができました。
ありがとうございます。
今回は、普段とは違う、象鼻山古墳群を裏から登るルートに、おつきあい頂きました。
しかし、私の印象に残ったのは、象鼻山の山頂に着いたとき、そこでお弁当をひろげて食べていた地元小学生の二人組。
誰かに勧められるのではなく、自分達のアイデアで山に登ってきてくれたようで、とてもうれしく思いました。
ただ、当初は、3人で来るつもりだったのが、1人体調不良で来れなくなったそうです。
今度はぜひ、3人そろって、象鼻山に会いに来てください。
象鼻山の紅葉具合。
2011.11.18
11月も中頃を過ぎ、象鼻山の山頂でも、紅葉がはじまりました。
見頃は、来週の後半くらいからですかね。
ちょっと、週末の象鼻山ウォークには、間に合いそうにないです。
ただ、今週末の天気は、不安定なようなので・・
もし延期になれば、ちょうどいいかもしれませんね。
20日が雨天だった場合、象鼻山ウォークは、12月4日(日)に延期します。
その判断は、当日になりますが、なるべく早く参加者の皆さんに連絡するように致しますので、少しご注意ください。
岐阜県文楽・能大会のアンケート結果
2011.11.17
先日の岐阜県文楽・能大会で行ったアンケート調査の集計が終わりました。
気になっていた広告別の来場者数では、1番が「町広報・回覧・ケーブルテレビ」で、2番目が「新聞折込」。この2つで全体の約6割を占めていました。
そしてもう一つ、気になっていたのが「文楽を見るのは何回目ですか」という質問。
半分以上の人が、初めて見たという回答でした。
この大会を機に、文楽のことを知って頂けたということですよね。
また、そうした人のほとんどが、また機会があればみたいと回答して頂いていたのもうれしく思いました。
ぜひ、次の機会にもご来場下さい。
アンケートにご協力頂いた132名の皆様、本当にありがとうございました。
西岩道の牛馬観世音
2011.11.16
養老町西岩道の児童公園のやや西側に、牛馬観世音の碑が建てられています。
この石碑、裏面に昭和30年4月18日建立と記されていて、当初は下の写真の赤印あたりにあったのですが、昭和51年1月、土地改良により現在の場所に移されました。
昭和60年頃、西岩道から牛や馬がいなくなるまでは、碑の周りに提灯を飾って、観音さん祭も行われていたそうです。
養老町でも、昭和40年半ばまでは、農耕に牛や馬を使っていたところが多く、馬頭観音や牛頭天王は比較的よく見かけるのですが・・
牛馬観音は、町内ではどうもここだけみたいですね。
なぜ西岩道だけ、牛馬観音なのか。
引き続き、情報収集を続けたいと思います。
考古学講座を開催しました。
2011.11.15
今日、「1,800年前、象鼻山で何がおこっていたのか。-象鼻山古墳群出現の背景を考える-」と題して、考古学講座を実施しました。
小さな会場で、少し窮屈だったかもしれませんが・・
講師の赤塚先生には、とても分かりやすく、当時の東海地方を取り巻く社会状況をお話ししていただけました。
弥生時代から古墳時代へと移り変わる中で、養老町が果たした歴史的役割も、ずいぶんイメージしやすくなったのではないかと思います。
私自身も、とても楽しい2時間でした。
次のNPO法人ニワ里ねっとさんとのイベントは、今週末の象鼻山ウォーキングになります。
こちらも、とても楽しみです。
薩摩義士顕彰会への感謝状。
2011.11.14
養老町薩摩義士顕彰会が、先週行われた岐阜・鹿児島姉妹県盟約40周年記念式典で、感謝状をいただきました。
薩摩義士の顕彰活動や、両県の交流促進に対してのものです。
宝暦治水の地元である養老町池辺公民館に飾っておきますので、立ち寄られた際には、ぜひこちらもご覧になっていって下さい。
絵本の準備。
2011.11.11
養老町教育委員会では、タギゾウくん絵本シリーズの第6弾を製作しています。
今回のテーマは「室原文楽」
現在は、ストーリーの作成が終わり、絵コンテを作成しているところです。
完成するまでには、まだ少し時間がかかりそうですが、ぜひ楽しみにお待ち下さい。
バナーの設置。
2011.11.10
今週から、養老町観光協会のホームページにも、当ホームページのバナーを設置していただくことができました。
ありがとうございます。
前回、養老町役場のホームページに設置したバナーに比べ、タギゾウくんの位置や、バナーのサイズなどを少し変更しているのですが・・
いわれなければ、わからないかもしれませんね。
こちらも、ぜひご活用下さい。
高橋千里(たかはし せんり)
2011.11.09
江戸時代、笠郷地区には6つの寺子屋がありました。その中で一番古く、たくさんの門人を集めたのが、高橋千里の寺子屋です。
享保2年(1717)養老町栗笠に生まれた高橋千里は、読書が好きで、勉強を続けるうちに、人にも教えるようになり、自宅で寺子屋を始めました。この寺子屋は評判が良く、尾張や伊勢から学びに来る人もあり、門人の数は500名以上にのぼったといわれています。
また、高橋千里は大津の代官所で役人を務めた経歴ももっています。
安永4年(1775)、五十八歳で亡くなりましたが、その後、門人達により養老寺境内に顕彰碑が建てられました。
むかごごはん。
2011.11.08
この日曜日に、まだ一度も食べたことのないむかごご飯を作るため、養老山でむかごを採集してきました。
昨年の文化財調査で、むかごの場所を把握できていたので、採るのはうまくいったのですが・・
作り方を周りの人に尋ねてみると、いずれも食べたことがないので知らないという返事が返ってきました。
どうやら、養老町には、むかごご飯の味を知らない人が、けっこういるようです・・
そのため、とりあえず、塩とお酒とだし汁で炊いてみたのですが、わが家では誰も手をつけてくれませんでした。
私の作り方が悪いのか、養老の人がむかごを好まないのか、もう少し調べてみたくなりました。
火打石ワークショップを開催します。
2011.11.07
養老町教育委員会では、NPO法人ニワ里ねっとさんにお願いして、
平成23年12月11日(日)の9時30分から、養老町歴史ワークショップ「養老石で火をおこそう」を開催します。
会場は、養老町石畑のふれあいセンター養老で、11時半には終了する予定です。
参加は無料。定員は、20組50名までです。
事前に、電話で養老町教育委員会生涯学習課0584-32-1100まで申し込みください。
駐車場もあります。
江戸時代、火打石の2大ブランドの1つだった養老産のチャート。
今でも、養老山に入ると、あちこちで見かけますが・・
実際に、火をおこしたことがある人は、意外に少ないのではないでしょうか。
私も今回初めてだったのですが、けっこう簡単でした。
当日は、実際に江戸時代に使用された火打石を見ることができたり、火おこしに必要な火打石と火打金を、そのままご自宅に持ち帰って頂けるなど、特典も盛りだくさんです。
ぜひ、親子でご参加下さい。
岐阜県文楽・能大会ようろう2011を開催しました。
2011.11.04
昨日、無事に「岐阜県文楽・能大会ようろう2011」を終了することができました。
天気もよく、たくさんの方々に、ご来場いただきました。
ありがとうございます。
会場に設置した「室原文楽の展示・体験コーナー」も、好評だったようでホッとしています。
ただ、たくさんの子ども達に触られて、練習用の人形の髪は、ボサボサでしたね・・
しかし、それでも室原文楽保存会の方々は、とてもうれしそうに対応しておられました。
中には、「私も文楽やってみたい」と言ってくれた子どももいたようです。
ちょっと期待しちゃいますね。
明日は、岐阜県文楽・能大会です。
2011.11.02
明日は、いよいよ岐阜県文楽・能大会ようろう2011が開催されます。
そのため、これに伴い「タギゾウくんの養老ナビ」に、この大会の情報を登録しました。
分類はイベントで、11月3日のみの公開です。
会場の養老町民会館が分からない方は、養老ナビのルート案内を利用して、ご来場下さい。
今週の火曜日、岐阜駅前のニュースビジョンを確認してきました。
皆さんの中にも、見ていただけた方はいらっしゃるでしょうか。
大会では、来場者にアンケート調査もお願いする予定です。
どのPRが効果的だったのか、今から結果が楽しみです。
第12回「家族の絆愛の詩」の入賞者発表
2011.11.01
本日、養老町役場のホームページに、第12回「家族の絆 愛の詩」の入賞者を発表しました。
また、これに伴い、平成24年1月29日(日)には養老町民会館で、表彰式と詩の発表会も開催する予定です。
この日には、佳作を含めた入賞作品をまとめた本も刊行致しますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
1