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竜泉寺の入口。
2011.10.31
養老町教育委員会が進めている中世山岳寺院「竜泉寺」の測量・分布調査ですが、現在までに約37,000㎡を終了することができました。
遺物も1,500片を越える数が採集できています。
そのため、現状を把握し、残りの作業量を算出することを目的として、終了した範囲を図化したものを、都市計画図上に重ねてみたのですが・・
その結果、寺院跡の中心を走る直線道路が、そのまま現在の道につながる可能性が高いことが、浮かび上がってきました。
入口もたぶん・・
この推定が間違ってなければ、竜泉寺の直線道路は、水平距離で500mを測り、そのほとんどが現存していることになります。
ただ、この図を見たときは、得られた成果よりも、残りの作業量に呆然としてしまいました。
まだ、半分も終わっていなかったようです・・
ムクノキの注意看板。
2011.10.28
先月の六社神社ムクノキの枝の損壊をうけて、養老町教育委員会では、ムクノキの前に、枝の落下等に注意を喚起する看板を設置しました。
ムクノキは、今後、なるべく木にかかる負担を抑えながら、徐々に枯枝等の除去を行っていく予定ですが、事業が完了するまでの期間、十分に注意して下さい。
文楽の解説パネルの準備
2011.10.27
11月3日(木・文化の日)の岐阜県文楽・能大会の開催まで、あと1週間になりました。
大会事務局では、文楽をよく知らない人にも楽しんでもらえるように、人形の操作体験コーナーの横に、さらに文楽の解説パネルを設置する準備を進めています。
これらは、当日、参加してくれる養老町の子ども会員を意識していて「人形浄瑠璃が、なぜ文楽と呼ばれるようになったのか」など簡単な内容を中心としたものです。
会場2階のロビーで実施しますので、ぜひ上演の合間などにのぞいてみて下さい。
養老町の歴史文化資源バナー設置。
2011.10.26
今週から、養老町役場のホームページに、当ホームページのバナーを設置しています。
これにより、今後は養老町役場のホームページからも、養老町の歴史文化資源を訪れていただけるようになりました。ぜひご活用下さい。
多岐神社の位置。
2011.10.25
先日、多岐神社に伺ったとき、「多藝郡髙畑村地引絵図」を見せていただくことができました。
明治10年4月に作成されたもので、上側が西になります。
ちなみに、髙畑村は、絵図のように牧田川が南北に分流する地点に位置していた村です。
明治22年に合併して、多芸村になりました。
そして、ぼくが、この絵図をみると、いつも気になるのが、牧田川が南北に分流する位置にあった1番地。
かつてはここに、多岐神社があったそうです。
つまり、少なくとも多岐神社は、最初から今の位置にあったわけではないということですよね。
しかし、今の多岐神社の境内には、如法経塚と呼ばれている町史跡があり、そこには文治5年(1189)の銘をもつ如法経碑が・・
そしてさらに、神社には、如法経そのものも保管されています。
まだまだ分からないことばかりですが、どうやら多岐神社は、ずいぶん複雑な過程を経て、今に至ったようです。
ハツシモの収穫。
2011.10.24
10月も下旬を迎え、養老町でもハツシモの収穫が終わりつつあります。
ただ、少し収穫の早い、「あさひの夢」の収穫量があまりよくなかったそうなので、ハツシモも心配されているみたいですね。
稲の花のつく9月に、台風に見舞われたのが、よくなかったようです・・
わが家も10月初旬に無事ハツシモを収穫し、乾燥と籾すりが終わったとの連絡をいただいたので、作業場へ収穫量を確認しにいったのですが・・
2反で11俵と、例年よりやや少な目でした。
作業場では、米袋を運ぶロボットを、はじめて見ることができました。
来年は、このロボットに今年よりもたくさんお米を運ばせるようにしたいですね。
岐阜県文楽・能大会のPR
2011.10.21
岐阜県・文楽能大会の開催に向けて、大会事務局では、今日までに様々なPR活動を行ってきました。
上の写真は、その一つで、養老鉄道での中吊り広告の様子を撮影したものです。
この他にも、西濃地域の新聞折込みをはじめ、養老町の広報、町内の回覧板、岐阜チャンネルのデータ放送、地元ケーブルテレビ、フリーペーパーなどでも周知してきました。
どれか一つくらいは、皆さんの目に留まったでしょうか・・
さらに、来週からは、JR岐阜駅前のニュースビジョンでも広報する予定です。
興味を持たれた方は、ぜひ11月3日(木・文化の日)に、養老町民会館へ足を運んでみてください。
「養老町が生んだ国学者 田中道麿さん」一般販売。
2011.10.20
今日から、冊子「養老町が生んだ国学者 田中道麿さん」の一般販売を、100部限定で開始します。
金額は800円で、郵送料は240円です。
購入を希望される方は、養老町教育委員会生涯学習課(0584-32-1100)へご連絡ください。
受付時間は平日の8:30~17:15です。
田中道麿さんに関する書籍の中で、もっとも平易な内容だと思います。
サイズもA5版と、手に取りやすいものになっていますので、ぜひご購読ください。
ページ数は約80で、内容は下記の通りです。
目次
1.出生 2.在郷時代 3.良師を求めて 4.遍歴時代 5.名古屋に国学の塾を開く 6.本居宣長との対面そして入門 7.主な研究編著 8.学問一途真摯な追求姿勢 9.作品 書と歌 10.死去と奥津城 11.翁住舎趾碑 12.顕彰碑 13.翁と私 いくつかの謎
なお、この冊子は、将来電子書庫でも公開する予定があります。
室原文楽の演目。
2011.10.19
11月3日(木・文化の日)に岐阜県文楽・能大会で、室原文楽保存会が演じるのが「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ) 酒屋の段」です。
この演目は、江戸時代に大坂で実際に起こった心中事件を取り扱った作品で、酒屋の息子である半七とその妻お園、そして、半七の愛人である三勝が中心人物です。
見所は、最後にお園が夫への胸の内を語る場面。たくさんある作品の中でも名場面とされています。
当日はストーリーの字幕投影も致します。
文楽が初めての方でも分かりやすいと思いますので、ぜひお園の胸の内を確かめに来てください。
コスモスの花まつり。
2011.10.18
養老町豊のコスモスが、見ごろを迎えています。
これは、夏に紹介した「ひまわり畑」と同じ事業の取り組みで、遊休農地の荒廃を防ぐために実施されています。
すごくキレイで、来週には、幼稚園や保育園の園児が見学に来る予定もあるそうです。
ただ、車通りの多い道路が近くにありますので、運転手は見とれすぎないように注意してくださいね。
田んぼの土のすき取り。
2011.10.17
様々な開発行為に伴う、遺跡の試掘調査にいくと、田んぼを埋めて宅地造成したにもかかわらず、造成土の下に、田んぼの土が見当たらないことがあります。
宅地造成の盛土を行う前に、耕作土をすき取ったということですよね。
こうしたことは、軟弱な地盤の除去や、広範囲にわたる土地開発の結果を示すことが多いような気がしていましたが・・
調査を手伝っていただいた重機のオペレーターさんによると、一昔前は食べ物を作っていた土を埋め殺すことに抵抗を感じ、畑に土を移したり、粘土の力で屋根瓦を固定する工法に再利用されることもよくあったそうです。
壁土にも使えたみたいですね。
最近では、屋根瓦の固定や壁土に、田んぼの土が利用されることは少ないのでしょうが・・
地下に眠っていた土層に、養老町の人たちの、田んぼに対する特別な思いを感じることができました。
「家族の絆愛の詩」最終審査。
2011.10.14
9月中旬から続いていた「家族の絆愛の詩」の審査も、今日で最終日を迎え、2260篇の応募作品の中から、最優秀賞、優秀賞、家族賞、佳作の45篇が選出されました。
2,260篇の応募数は、過去12年間で最多になります。
たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
入賞者の発表は11月1日に、町のホームページ等でお知らせいたします。
ご応募いただいた方は、もうしばらく楽しみにお待ちください。
養老町文化遺産情報活用実行委員会。
2011.10.13
養老町では、歴史文化資源の掘り起こし、歴史文化資源の情報提供と公開、情報発信機能の強化、ホスピタリティの向上の実現に向けて、養老町文化遺産情報活用実行委員会を設置しました。
まずは、「タギゾウくんの養老ナビ」で提供する情報を、質・量ともに充実させるための事業が進められて いく予定です。
また、会議では、取り扱うべき文化遺産情報の内容や、優先すべき事項についても、ご意見を頂くことができました。
この事業で得られた成果は、なるべく迅速に「タギゾウくんの養老ナビ」に反映させていきますので、ぜひ楽しみにお待ちください。
ケーブルテレビによる、室原文楽の収録。
2011.10.12
昨日、地元のケーブルテレビによる、室原文楽の収録がありました。
11月3日(木)の岐阜県文楽・能大会のPRが目的です。
ありがとうございます。
「Yoroちっく」という行政情報番組で、10月24日から30日までの1週間放送されます。
放送エリアは養老町だけですが、出演者の意気込みも収録されていますので、ぜひご覧ください。
コンテンツの活用依頼。
2011.10.11
今日の午前中、養老町立笠郷小学校で行われた養老町小中学校長会で、このホームページのコンテンツの活用をお願いしてきました。
とくにオススメしたのが、電子書庫と、現在公開の準備をしている聞き取り調査の成果。
あと、今月から制作をはじめる、文化遺産情報を総合学習や自由研究で活用するためのコンテンツです。
現在見ていただけるのは、まだ電子書庫だけですが、残りの二つも、来年度には利用できるようになっていると思います。
小中学生くらいの年齢で、気の遠くなるような長い時間の流れの中にいる自分を感じるのは、難しいかもしれませんが・・
小さいうちから、少しずつでも先人が残した文化遺産に触れていれば、きっとそれまで気づかなかったものに、気づくときがくると思います。
ぜひ、ご活用ください。
六社神社ムクノキの診断。
2011.10.07
先日、六社神社のムクノキを、樹木医さんに診ていただくことができました。
9月の台風12号の影響をうけて、枝が損壊したムクノキですが、まだこの他にも、個人住宅や道路、神社拝殿の上に、枯枝が伸びているためです。
安全面だけを考えるなら、枯枝を一気に除去してしまいたくなるところですが・・
急激な切り詰めは、木にとって大きな負担が掛かるため、時間をかけて少しずつ枯枝を除去することが確認されました。
六社神社のムクノキは、養老町で唯一、県天然記念物の指定を受けた巨木。
できるだけ元気な姿で、次の世代へバトンタッチし、私たちが受けた恩恵を、次の世代も同じように受けることができるようにするのが私たちの使命ですよね。
ただ、最近のムクノキは、ずいぶん葉っぱが少なくなってきたという指摘もありました・・
一昔前は、集めた枯れ葉で、相撲ができたそうです。
なんとか、樹勢も安全も確保し、六社神社で相撲をとる子どもの姿を見てみたいです。
文化財アーカイブ事業への問い合わせ。
2011.10.06
昨日と今日、養老町教育委員会が進めている文化財のデジタルアーカイブと、それらの情報をスマートフォンで活用する事業について、県内や県外から、いくつか問い合わせをいただきました。
特に、「タギゾウくんの養老ナビ」については、管理画面も含めてご説明させていただきましたが・・
養老町でも、現在進行形の事業であるため、試行錯誤の経過が話の中心になってしまいました。
少しでも、参考になれば幸いです。
誰でも、いつでも、どこでも、インターネットにつながりさえすれば、いろいろな情報を取得できる世界。
様々な分野で、効果的な活用が模索されているみたいです。
バッドゾーデンとの文化交流
2011.10.05
養老町では、毎年、それぞれの文化紹介を通して、友好都市であるドイツのバッドゾーデン アム タウヌス市(Bad Soden am Taunes)との交流を深めています。
今年は、昨日から6名の文化交流団員が養老町を訪れており、11日まで滞在していただく予定です。
期間中には、「ドイツの家庭料理教室」も開催されますので、興味のある方は、ぜひご参加ください。
参加は無料ですが、申し込みは必要です。
詳細については下記をご覧ください。
H23田中道麿翁慰霊法要が執行されました。
2011.10.04
今朝9時より、養老町飯ノ木の顕彰碑前で、田中道麿翁の慰霊法要が行われました。
ここ2年ずっと雨でしたが、今回は天気に恵まれましたね。
上の写真は、毎年恒例となった広幡小学校6年生による歌の発表の様子。
今年も力作揃いでした。
色紙に自作の歌を書いて、発表してくれたのも、とても良かったです。
また、来賓の方々には、「養老町が生んだ国学者 田中道麿さん」をお渡しすることもできました。
ぜひ、ご一読いただき、道麿さんの生涯に触れてみてください。
なお、この本については、希望者への販売も予定しています。
詳細については、間もなくご報告できると思いますので、もう少しお待ちください。
熊野神社例祭と福地神社例祭
2011.10.03
昨日、お昼から、室原の熊野神社例祭と栗笠の福地神社例祭を見に行きました。
午後に二つのお祭りをハシゴするのは大変でしたが・・
曳き揃えの後、急いで福地神社に向かうと、なんとか「お山の道中」に間に合いました。
僕は、室原祭の方は初めてでしたが、どちらも迫力満点で、2カ所回った苦労が報われる週末でした。
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