History 歴史
多芸七坊
養老町は比叡山や白山信仰、伊勢信仰といった中世を代表する宗教勢力の結節点に位置しています。また、現在でも日吉神社や白山神社が多く、年始には各地域の代表が伊勢へまいる習慣もあります。また、養老山地から南宮山にかけては「多芸七坊(たぎしちぼう)」と呼ばれる7つの寺院跡の伝承が残されています。そして、その正体は中世の山岳寺院でした。なぜ、標高400m程度の山に、これだけの寺院が集中して造られたのでしょうか。とても興味深い事実です。
参考資料
- 養老町教育委員会2007『養老町遺跡詳細分布調査報告書』