Cultural Properties 文化財
元正天皇行幸遺跡
- ■指定:岐阜県指定文化財
- ■種別:記念物
- ■種目:史跡
- ■時代:奈良
霊亀3年(717)第44代元正天皇(女帝)は、不破郡に行幸されるに先だって、8月7日從五位下多治比真人広足を美濃国に派遣して行宮を造らせて、9月18日不破の行宮に着かれ、相模・信濃・越中より以西の附近諸国司の政情を聞かれました。9月20日多芸郡に行幸して多度山の美泉をご覧になり、随員や美濃国司らを表彰され、また不破・多芸2郡の当年の田租も免ぜられました。又、美泉が出たことは大変めでたいことだというので、年号を改めて霊亀3年を養老元年とされました。
養老2年2月7日、元正天皇は伊勢・伊賀の国をお通りになって再び養老へ行幸になりました。
この行幸遺跡には、元正天皇・聖武天皇を祭神とした多芸行宮神社がありましたが、明治40年9月20日養老神社に合祀されました。毎年養老神社の大祭にはお旅所としています。