Cultural Properties 文化財
沢田真泉寺本堂狭間
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:彫刻
- ■時代:江戸
狭間(さま)とは寺院では本堂の内陣と外陣の境の欄間に飾る彫刻のことをいいます。
真泉寺本堂の狭間は、天女がそれぞれの楽器を持って、舞いながら演奏をしている様子を彫ったものです。
彫師は佐竹民蔵・佐竹与兵衛の兄弟で、弘化5年(1848)戊申2月と記されています。民弥彫りの傑作であり彩色がしてありませんので材質そのものがよくでています。横幅170cm、縦幅58cm、厚さ4.5cm。
正面の物は蓮の花を持って歌唱の形と合掌して歌唱の物、右側は太鼓と笛の2人、左側は笙と弦楽器の2人で、いずれも雲の間に浮んでいる形です。