Cultural Properties 文化財
口ケ島長誓寺本堂狭間
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:彫刻
- ■時代:江戸
狭間とは寺院では本堂の内陣と外陣の境の欄間に飾る彫刻のことをいいます。祭の山車等の舞台と内部の境物も「さま」といって、有名な彫刻師の作品で飾ります。
長誓寺本堂の狭間は雲龍が彫られ、佐竹民蔵・与兵衛が、弘化3年(1846)の11月に作ったと書いてあります。
民蔵は民弥彫と称し、高田に住んだ彫忠(早瀬忠兵衛)の弟子で、兄は与兵衛といいます。不破郡の十六村で生まれ、文化6年(1809)50才のころ当町上方に住み、沢田・室原・不破郡等に数多く作品が残っています。上方の田中晁氏は民弥の曽孫です。