Cultural Properties 文化財
円空作薬師如来像
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:彫刻
- ■時代:江戸
円空は寛永9年(1632)羽島市に生まれ、元禄8年(1695)関市で没しましたが、12万体の仏像造顕を発願し、日本全国を巡り、人々と苦悩を共にして多くのすぐれた仏像を残しました。
この薬師如来像は、元禄の頃、出水の際に流れつかれたと伝えられ、「なたぼくさん」と呼ばれて村民から親しまれ、尊崇を集めてきました。1本の木を2つに割って、その1つに彫刻されたいわゆる「なた彫り」で、目や口もとに円空の特徴がよく表われています。円空中年の作と思われます。