Cultural Properties 文化財
灰釉長首扁壺
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:考古資料
- ■時代:奈良
昭和40年頃、神社裏にあったといわれる多芸七坊の一つ寺跡で出土した須恵器であります。焼いた時の灰の成分が表面について釉薬のようになっているので、灰釉の長首の扁壷といわれています。須恵器は古墳時代後期から、奈良・平安時代に焼かれた素焼の土器をいい、良質の粘土を使って登窯で高塩で焼くために薄墨色をしているものであります。この品物は寺の什器であろうと思われます。