Cultural Properties 文化財
懸仏
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:工芸品
- ■時代:室町
懸仏というのは、円形の銅板または木板に仏・菩薩・神像を半肉彫にし、上部に鉤手環を付けて寺社の内陣・柱・壁に掛けたもので、鏡の表面に神仏を線刻・墨書した鏡像から発展したものといわれます。本地垂迹説により、祭神の本地仏として礼拝対象をしたので御正体ともいいます。平安後期から江戸期にかけて盛んに製作され、寺社に奉納されました。神社には町指定文化財の懸仏五面・和鏡五面が古くから奉蔵され伝承されています。