Cultural Properties 文化財
古瀬戸
- ■指定:岐阜県指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:工芸品
- ■時代:鎌倉
古瀬戸は、瀬戸地方で、鎌倉初期(1000年頃)から室町末期(1550年頃)にかけて焼かれた焼物をいいます。この瀬戸は、白土を用い、巻き上げ工法で作られ、鎌倉中期に焼成せられたものと思われます。口造りは下部で細くなったラッパ形で、ふっくらと張った肩から下へ、ゆるいカーブで、下細りになって、オリーブ色の灰釉がかかっています。
この瓶子は昭和48年3月勢至区行平谷の山道の傍の杉の切株に抱えこまれていた姿で発見されました。総高32.3cm、径18.2cm、口径6cmです。