Cultural Properties 文化財
田中道麿墨跡 懐紙秋日同詠鹿歌
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:書跡
- ■時代:江戸
秋日同詠鹿歌 道麻呂
さおしかの
声きこゆなりさよ
中と盛更ぬらし
声所聞也
懐紙は平安時代に始まり、和歌を朝廷に奉ったことから流行しました。簡素な表装で、茶掛とも称し、和歌、俳句、短い語句などが書かれ、茶室、三尺床などに掛けられてきました。道麿は万葉集研究の第一人者ですが、自らの作歌は、「畔の苅穂」「垣根の落葉」の二部に、約六百首が収められています。この懐紙はよくまとまっていて、品度の高い完成品です。