Cultural Properties 文化財
鎧下名号
- ■指定:養老町指定文化財
- ■種別:有形文化財
- ■種目:書跡
- ■時代:室町
天正11年(1583)下間法橋頼龍の添状によれば、この御名号は親鸞聖人ご流罪の折書き残されたもので、天正年間、顯如上人の時、信長との戦いに出陣する信徒へ、御名号一躰づつ切断してお渡しになったものの残り750躰を、当時本願寺のお台所を担当していた唐金家へ与えられたと記されています。御名号はその後垂井宿浅野弥六氏の手に移り、明治28年同氏から寺へ寄進されました。
親鸞真筆とは思えませんが、本願寺を護る信徒の心が偲ばれます。